久しぶりの偉人の名言
またまた的外れで突然なのですが
今回は「ルイ・アームストロング」について少々・・・とはいっても、僕は実際を全く知りませんので
全てサッチモファンの受け売りです。
ルイ・アームストロングといえば、皆さんご存知のとおりジャズの神様
有名で優秀なトランペッターであると同時に、素晴らしいジャズシンガーでもあります。まさに20世紀を代表するジャズミュージシャンですよね
本名は「ルイ・ダニエル・アームストロング」
愛称は「サッチモ」(がま口のような大きな口という意味)
彼の代表作といえば・・・
「この素晴らしき世界(WHAT A WONDERFUL WORLD)」
これは彼が66歳のとき、アメリカがベトナム戦争で泥沼に入り込んでいた、まさにその時に歌われた歌だそうです。当時のアメリカの兵士達は、この歌を聞きながら戦地へと赴いたとのこと。そういう背景を頭において、この歌の日本語訳を読んでみてください
木々の緑 赤く萌える薔薇
咲くのが見える 貴方と私のために
そして私は1人つぶやく
“何て世界は素晴らしいのだ”
紺碧の空 純白な雲
輝くように晴れた日も 神秘的な夜も
そして私は1人つぶやく
“何て世界は素晴らしいのだ”
七色の虹が 空に美しく映える
通りゆく人々の上にも輝く
握手を交わす人々 「はじめまして」と挨拶している
けど本当は「愛しています」と言っているのさ
赤ん坊の泣き声 彼らが育つのを見守ろう
彼らは私の想像以上に 多くを学んでいくだろう
そして私は1人つぶやく
“何て世界は素晴らしいのだ”
というような内容です。繰り返しになりますが、これはベトナム戦争真っ只中に兵士達に好まれて歌われていた歌だそうです。どんな思いで歌っていたのでしょうか。
また、サッチモ自身も生まれは決して幸福ではなかったようです
父は誰か分からない。母も身売りをしていたらしく、小さい頃から親戚に預けられていたそうです。発砲事件を起こし、少年院にも入っていたようです。(決して人を狙ったのではなく、興味本位だったそうですが)
また、彼の生きた時代は人種差別も酷く、本人も随分ショックを受けていた時期だったそうです。実際に、黒人の暴動を激しい暴力で制圧している白人警察官の姿を見て、大きな衝撃を受けた・・・との記録も残っています。
それでも、「世界は素晴らしい」と、あんなに感情豊かに歌えるのは、まさに「神様」と言うに相応しいと思います。貧しく不幸な子供時代にあっても、それを乗り越え、きっと明るく楽しく生きようとしていたのでしょうね。。。そして少年院時代に出会ったという、コルネット(トランペットに似た楽器)が彼の人生を変えたのかも知れません。
最後に彼の名言です
「私の人生はいつも音楽だった。いつも音楽が最初。でも、音楽は一般の人々に理解されなければ何の価値もない。お客さんのために生きる。人々に喜んでもらうために私はいる。」
いつも強引に柔道に結び付けてしまいますが
柔道も同じで、柔道を全く知らない人にも理解してもらえるものでなければならないと思います
スポーツは全てそうだと思いますが、初めて見る人にも感動してもらえる、面白く見てもらえるものでなければ意味がないように思います。でなければ、何のために「スポーツ」が存在するのか??
柔道は、単にスポーツとは言えない多くの素晴らしい精神がありますので、一概に「ショー」とは言い難いですが、それでも僕は素人が見ても面白いものでなければならないと思います。ましてや勝敗の分かりにくいスポーツでは・・・
レベルの高い・低いではなく、少年柔道からオリンピックに出場するような選手の試合まで、どのレベルの柔道でも同じだと思います。日本代表選手の柔道だって、やっている本人や周りの一部の関係者だけで、「勝った・負けた」と騒いでいるだけなら、国民は誰も応援なんかしません。見ている側にも柔道の素晴らしさが分かってこそ、心から応援できるのではないでしょうか??これは勝手な僕の考えですが・・・
さて、随分と偉人の名言からは話題がズレてきてしまいましたので
、次回はこの話に付随して、ある面白い・そして柔道という競技について考えさせられた出来事を書いてみたいと思います。
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