平成26年6月29日(日)、敦賀市において二州・若狭地区合同練習会が行われました。この合同練習会に、カニーマン先生からお誘いを頂いた我が家も参加させてもらうことになりました
参加させて頂いたのは、丸中のAゆむ、総斗會さんからT君、そしてH乃ちゃん、M穂ちゃん、泉弥の南中学校1年女子の3人、の計5人。
まずはこの素晴らしい練習会にお誘いくださったカニーマン先生、当日練習会でお世話になりました敦賀地区柔道協会会長、進行をしてくださったN川先生、午前ご指導をしてくださったY本先生、お忙しい中午後からご指導いただいた敦賀高校のN村先生、そして各中学校の先生方に深く感謝申し上げます、本当にありがとうございました
とても中身の濃い練習会に参加させて頂き本当に嬉しく思います
さて、練習当日。午前は敦賀市武道館で試合練習、午後からは敦賀高校柔道場で練習会という日程で練習会が行われました。朝、会場に着くと、敦賀市内の各中学校、小浜中学校、小浜第二中学校、上中中学校、福井市の光陽中学校がこの練習会に参加されており、総勢70名くらいの中学生が集まっていました。これだけ大規模な合同練習会に本当に驚きましたしワクワクしてきました
(他にも参加されていた学校がありましたらすみません)
まずは午前の試合練習。アップと打ち込みの後、各チーム毎に団体戦形式で試合をさせて頂きました。AゆむとAきらの男子2人は、敦賀の中学生チームの仲間に入れて頂きたくさんの試合をさせてもらってました。まだ1年の2人ですので、いろいろなタイプの選手や学年上・実力上の選手と試合形式で対戦させてもらえたのはとても良い経験になったと思います。
Aゆむは受けはさすがに強く、小学生の頃から経験も豊富ですので、学年上や少々実力が上の選手との試合でもそう簡単には負けない強さはありますが、受け中心で攻撃面での課題を残した試合内容だったのではないかと感じました
特に最後の試合、対戦相手は上中中学校の黒帯の選手で強い選手との試合をしましたが、有効を一つ奪われている状況で残り30秒。。。取り返しに行かないといけない場面でしたが勝負に行けず、まだどこか投げられるのを怖がっての試合だったように感じました
団体戦などでは、そういう1本を取られない柔道ももしかしたら必要な場面があるかもしれませんが(まあ丸岡柔道では絶対ないでしょうが
)、これは練習試合。取り返しに行く柔道、姿勢は出しても良かったのではないかと思いました。
一方Aきら、とても中学校で柔道をやっていない選手とは思えないきれいな技を持っており、練習不足の感は少しありましたがきれいな技で積極的に勝負に行ってました
得意技にしている内股、もう投げるところまで入っているのですが、あと一歩、引き手のひと引きが足りない感じでしたのでそれを伝えると、次はしっかり体が回って1本
言ったことをすぐにできるセンスがありますね
まだ体の線が細い割にはパワーも感じられ、これからまだ強くなる選手だと思いました。
最後は女子3人。団体戦の形式で各中学校と試合をさせてもらいました
最初は小浜二中戦から、上中中、光陽中と、並びの順番を入れ替えたりしながら、3人がほぼすべての選手と試合が出来るようにして練習させてもらいました。この日、久しぶりにH乃ちゃんとM穂ちゃんの柔道をゆっくり見せてもらいましたが、二人ともさすがに中学生になって格段に強くなってますね
H乃ちゃんは、打ち込みも大変うまく基礎がしっかりしている良い技を持ってます。体格があまりにも小さいので、まだ投げきれるところまではいってませんが、小学生の頃のイメージ通りの、相手を怖がらず一生懸命攻め込むスタイルの柔道で安心しました
得意技の一つの大内刈りが、どうしても体の軽さで返されやすい技でしたので、相手の正面に胸をぶつけて入る感覚をアドバイスしてみました。
M穂ちゃんは貫録が出てきました
ちょっとのことでは動じない強い精神力があり、また場数も踏んでいるのでいろんなタイプの選手とでもしっかり自分の柔道が出来る選手になってました。足技は相当の自信があるようで、小外や小内、大内に足払いと多彩ですが、小学生の頃のあの豪快で大きな内股・払腰が出てなかったので、足技の次・・・を出せるようにとアドバイスしてみました。そしてM穂ちゃんといえば何と言っても寝技
相変わらずしつこく攻める良い寝技を持ってました
中学生女子の対戦相手からしたら堪らないでしょうね
寝技の攻防になったら、ほぼ逃がさず仕留め切っていました
泉弥。少々足に不安があり、本調子ではなかったようですが
まあ危なげない試合ではありました。でも納得しませんね
誰が練習試合で無難な試合して来いって言った
勝つには勝ってましたが、内容は悪い試合が多かったです。1試合、上中中の黒帯のセンスありそうな女子選手との試合で、最初は大外刈り中心の攻めで、決まったはずの大外刈りを追い込まずに淡泊に逃がす場面があり激怒
「背負いで1本取ってこい」指令を出すと、ようやく良い崩しからの背負いが決まり怒りが少しおさまりました
あいつ・・・試合が近づいてきてなんか勘違いしてるな
という内容でした。
しかし3人とも、これから本当に楽しみなチームに成長しそうです
まだ1年生の3人。これからどんどん良い練習をしていって、いずれは県チャンピオンを賭けて戦えるチームに成長していってもらいたいです。
さて、実はこの日の練習会、3兄妹の父がもっとも楽しみにしており、練習を熱望していた屈指の好カードがありました
この組み合わせ、この2人の絡みを見るために練習会に参加させていただいたと言っても過言ではないくらいのマッチング
粟野中学校のK堀(姉)さんとH乃ちゃん
この2人のマッチングです
粟野中学校のK堀さん、前回泉弥が一緒に練習をさせてもらった時に凄い成長を感じ、思わずこのブログでも紹介させてもらった選手。あれからさらに成長してくれているだろうと思っていましたし、ちょうど階級的にH乃ちゃんと一緒になりそうで、今年の夏、おそらくはこの2人とあと1~2人の上級生が三つ巴で全国大会を賭けて戦うことになると予想されます
僕の予想では、この階級はK堀さん、H乃ちゃん、そして坂井中学校2年でこの階級のディフェンディングチャンピオンのK選手、3人の実力は全くの互角
誰が勝っても全くおかしくない戦国モードの階級、1年生の下剋上も全然あり得る階級だと思っています。
そういう意味でも、今実際にこの2人が練習をしてみて、どういう感じになるのかはとても興味深いです
もちろん
丸岡南中学校女子は、出場階級完全制覇を狙っていますので
H乃ちゃんは絶対に負けられない戦いですし、勝ってもらうつもりです
でもそれ以上に、柔道ファンとしてただ単純に全国を賭けた女子選手の熱い戦いを見たい
ましてやこうしてご縁をいただいた同じ志を持つ敦賀の選手との対戦ですから、熱い試合を期待しないわけはありません。
前置きが長くなりましたが
この日はK堀選手が体調が悪い中でしたが、どうしても無理をお願いして一試合、N川先生にお願いしてH乃ちゃんとの試合を実現していただきました。H乃ちゃんには、全国に行くのに最大のライバルになる選手だよ、強い気持ちで勝負してこよう!と伝えました。
試合展開、素晴らしくて全くの互角
序盤から気持ちのこもったH乃ちゃんの背負い・大内。攻守いれかわってK堀選手の大内・大外。攻め合い凌ぎ合いの熱戦でした
両者の気持ちが見ている僕にもしっかり伝わってきました
そして中盤、K堀選手の内股を空かして支えに入ったH乃ちゃんが有効を奪いました
その有効を守りに行かず、終盤もお互いがガンガン攻め合う展開のまま試合時間終了
あっという間
まだまだ見ていたい試合でした。
今回は運良くH乃ちゃんが勝ちましたが、実力的には全くの互角だと見ましたし、次に試合をしたらどっちが勝つか全くわからない感じでした
むふふふふ。。。
やっている当事者の2人、そして両方の保護者の方には本当に心臓に悪い力関係だと思います
お気持ちは痛くお察しします。でも、見ている方としては本当に堪らない、ワクワクするようなライバル関係誕生の瞬間でした

今回の投稿はこれがメインの内容でしたので、午後の敦賀高校の練習の様子は次回に回したいと思いますが、この2人が今回顔合わせをし、ライバル関係と認識したうえで手合せもしました。ここから1ヶ月弱、大会本番で対戦機会があることを願い、本当に楽しみにしたいと思います。
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