優弥の思い、美希弥の思い、泉弥の思い
先週、高校北信越大会が終わりました。我が家では優弥が大会2日目からの個人戦66kg級に出場し3位。
個人戦初日は2回戦まで。1回戦は新潟県ベスト8、2回戦が富山県ベスト4との対戦で、どちらも1本で勝ち2日目の3回戦以降に進んだ。
3回戦は石川県チャンピオン、準々決勝が長野県2位と立て続けに強豪を撃破し準決勝、ここで福井県チャンピオンに敗れて3位。
惜しかったですが、それでも大したものです。
仕事の都合でなかなか顔を合わせられないため、大会翌日の朝、
「優弥、おめでとう。よく頑張ったね。」
とメールを送る父。なんだかんだ言っても甘いですね
「ありがとう」
「楽しかった」
立て続けに2通の短い返信が。優弥らしいメールです。
「楽しかった」
・・・・・たった5文字の短いメールに思わず泣きそうになる父 歳は取りたくないものですね
涙もろくなっていけません。
「それが一番大切だよ」
こう送り返すので精いっぱいでした。
高校柔道、青春、十分楽しんでいるようで何よりです 自分がこうして楽しく柔道が出来ることを当たり前と思わず、周りの皆さん、仲間に対する感謝の気持ちを忘れるなよ。
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同じく北信越大会。敦賀高校の選手が3選手、個人戦い出場するため、美希弥も同行させてもらっていました。一つ上のステージの試合を、会場を、雰囲気をじかに感じられるだけで良い経験になると思いますので、美希弥も先生や仲間に感謝しなければなりません。そして、少しでもチームの仲間の役に立ってくれたのか・・・・?心配でした。
月曜日の夜、顔を合わせていろいろ大会についての感想を聞かせてもらったけど、美希弥も大層刺激を受けて帰って来たようです 福井県では無敵を誇っていた選手が、県外の強豪に負けてしまう試合などもいくつか見て、上には上がまだまだいることを感じたようですし、
あの選手はすごい、この選手の技は素晴らしい、うちのチームにはここが足りない・・・
いろいろ思いを持ったようで、おかげさまで本当に良い経験をさせてもらいました。
自分もこういう上のステージの畳に立ちたい・・・
そういう思い、新たな闘志
もらって帰ってきてくれていたら嬉しいのですが・・・
さあ 来年からはお前の番、敦賀高校の番だぞ
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最後は泉弥。
兄2人が北信越大会へ行っていた時、娘と2人でゆっくり話をする機会があり そこで泉弥の今の思いとかを聞くことができました。
「私の、柔道大好きなんやがの。ほやで、お兄ちゃんらみたいに好きな柔道を好きな高校でできるようにするためにも、柔道だけでなくて勉強もしっかり頑張ろうと思うんや。」
というような泣けてくる決意表明
もともと泉弥は少し頭も弱く 小学生の頃はあまりの頭の弱さと知能検査の悪さに、先生から「一度、病院で検査してもらった方がいいかも」なんて失礼なことを言われたくらい
そりゃ人間いろいろいますから、頭の弱い子だっているさ。あんた何年子供ら見て来てんの?
でも泉弥は、決して勉強を故意にさぼったりしてるわけじゃありません。最低限、宿題だってやらなかったこと、提出しなかったことはいままで一度もないです。最低、やるべきことだけはやって成績が悪いので、僕としては全然OKです。たまに理解が出来ない勉強に苦しんでいる姿を見ますので家で教えたりしてますが、やはり理解する能力、暗記する能力は足りないと感じます。でも別に良いんです。確かにできないから努力するほどの勉強はしてないですし、進んで勉強するタイプでもないです。でも、やるべきことだけは最低しっかりやれているうちは父的にはOKです。
「中学校に行って、いろいろなとこに練習に行って思うんやけどの、やっぱ女子柔道って潰れて掛ける選手多いの でもわたしやっぱああいうの嫌なんやって。」
「この前、GWに遠征に行った時の練習試合での、私が立背負いで1本取ったらの、周りの人とか相手チームの先生とか選手まで『おぉー!』って、私にも聞こえるくらいの声で言ってくれるんやって やっぱあれってすごい気持ちいいし
足払いとかもそうなんやって
」
「ほやで私の、そういう柔道続けていきたいん。」
もう何も言う事はないですね。柔道の一番の醍醐味。それゆえにもっとも難しいこと。ある意味勝つことよりも全然難しい。でも本人がしっかり理解し、しかも味わってしまっているのですから
泉弥は柔道の能力的にはかなり上達が遅い センスある子なら一段跳び、二段跳びで出来るようになっていくことも、一段上がるのに3倍時間がかかります。でもそれも個性ですから
人の3倍掛かる子は3倍の練習をすればいいだけのことですから。
さあ、来月からは今度は中学生の祭典がはじまりますね また楽しみが増えました
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コメント
泉弥の言葉、活字にしてもイントネーションが浮かんできます。
高橋愛ちゃんの数倍のネイティブ福井弁
やっぱり、他の先生方に褒められたり、綺麗に投げた時に歓声が上がると、我々も嬉しいです。

あのストロングスタイルで勝ち上がる泉弥を楽しみにしています。
優弥。勉強頑張れ
投稿: クリリン会長 | 2014年6月28日 (土) 09時44分
泉弥の福井弁はヒドいですね
ほぼ会話を忠実に再現しました。
あとは会話の内容を、行動と結果で忠実に再現してもらいましょう
投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2014年6月28日 (土) 16時51分