« 柱の傷 | トップページ | 心正しからざれば・・・ »

2013年1月14日 (月)

ルール改正を見て思うことを。

 昨年末、IJFから発表された新ルール試行のニュース。そして新監督に就任した井上康生氏の話題。日本柔道界も今大きな分岐点を迎えているように思います。今回のこのルール改正が試合や柔道自体にどのような影響が出てくるのかsign02 井上監督がどのように日本柔道を立て直そうとしているのかsign02 興味深く見守りたいと思いますhappy01 近代柔道1月号で、井上監督のインタビュー記事、カラー6ページに渡り載ってました。さすが井上康生sign03 という内容で期待も高まりますし、その責任感の強さと覚悟の強さにただただ尊敬してしまいます。やはり日本人として、柔道は日本選手が一番であってほしいと願いますし、みんなが憧れるカッコいい一本柔道が見たいと思いますもんね。

 

 また、1月号ではその他にもいろいろな方が日本柔道の現状を語る対談記事やインタビュー記事が載ってました。その中で特に印象に残った言葉・・・正木先生は

 

 「双手刈り、なぜ悪いんですか?柔道にはちゃんと足を狙う技があるんですよ。それも一つの技術だ。足取りを禁止して「日本選手には好都合だ」なんて言っていたがロンドンはどうですか?ベタ負けじゃないですか。日本選手は組んでも負けたんです。外国の柔道は技も多彩になっている」

 

 また、下半身への攻撃が反則になるというルールが導入された時、こんな話もあったそうです。

 

 「あれは諸刃の剣だ。外国人選手が日本選手みたいに組んで試合をするようになったら、逆にひどい目に遭うぞ。

 

 まさに予言通りの展開になりました。

 

 

 これからどうなるかはわかりませんが、自分としてもより楽しく見応えがある試合が楽しめることを祈り、試行が始まるこれからの大会を注目してみたいと思いますgood そしてなにより、未来ある子供たちが行う少年柔道についてもう一度考え、ルールの如何はどうあれ、日本本来の柔道の姿・その精神、子供たちに学んでほしいことが何なのかを確認したいと思っております。

 

 

Jdo12073107400016p1_2 ただ一つだけ、ジュリーの存在について少しだけ書きます。今夏に開催されたロンドンオリンピックにおいて、日本人選手の試合で主審・副審3人ともが同じ相手側の旗を上げ僅差判定で敗れましたが、その後のジュリーの裁定で全く逆にひっくり返ったというような試合があり印象に残っています。その他にもロンドンオリンピックでは、数多くジュリーが登場し判定が覆るというシーンを見かけ、僕としては複雑な心境だったのを覚えています。技術の進歩により、今スポーツ界では柔道に限らず様々な競技でビデオ判定なんかが取り入れられており、より正確なジャッジを期す努力がなされていますが、僕はどちらかというとこのシステムを否定的に捉えていましたthink その都度、試合が中断されてビデオ確認がされたり、審判が出した判定が簡単にひっくり返ってしまったりで、本来あるべきであるスポーツならではのスピード感やスムーズな試合進行に支障をきたしているような気がしていたからです。また、少しでも判定に不平を感じると、容易にビデオ判定を要求するシーンが増えてきた気もして、これもスポーツを観戦する者の興味を削ぐように感じます。

 

 もちろんどの競技においても、審判員が責任を持って正確なジャッジメントをするのが大前提ですし、それだけの技量を身に付けていなければならないとは思います。そうでなければ試合者に対しても失礼なことですから。その前提の上に立って、「審判の判定は絶対」という昔ながらのスポーツの理念・教えもまたスポーツの魅力の一つだと僕は思っています。審判員は、試合者に対し最大の敬意をはらい、信念を持った正確なジャッジでこれに応える。だから見る者が面白いのだと自分は感じます。

 

 今回の改正で、果たしてジュリーがどこまで介入してくるのかは自分にはさっぱりわかりませんが、見ている側として面白い柔道になってくれることをただただ祈りたいと思いますhappy01

|
|

« 柱の傷 | トップページ | 心正しからざれば・・・ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/509209/48310393

この記事へのトラックバック一覧です: ルール改正を見て思うことを。:

« 柱の傷 | トップページ | 心正しからざれば・・・ »