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2012年12月25日 (火)

伝えたいこと

 今年も残すところあと僅かsweat01 今年は自分が半年くらい福井を離れたこともあり、1年があっという間に過ぎた印象があります。東京に行っていた半年は、それは新しいことの連続で時間が長く感じられましたが、帰ってきてからは本当に早く時間が過ぎてしまいますcoldsweats01 

 

 

 さて、そんな今年の11月頃・・・・・。ある日の練習日のことでした。いつものように子供達と楽しく練習をした最後の礼の時間。うちの監督さんから、先生方と同じ列に並んで下さいと言われました。……が、その時は申し訳ありませんが丁重にお断りをさせて頂きましたcoldsweats01 自分はその時は、先生方と同列に並ぶだけの資格もないと思ってましたし、何より自分は、子供達から教わることはあっても教えることなど何一つなかったですから。

 

 そして次の練習日。再び監督さんから前に並ぶように言われました。悩みましたが、今回は並ばさせて頂きました。前回断った時と特に心境の変化があった訳ではなく、ただ単に続けて断るのが申し訳なく思っただけでした。初めて子供達を前にして座ってみて、とても緊張したのを覚えています。子供たちを眺める景色が変わり、自分の中でここに座ってよいものか?と改めて考えてしまいました。

 

 自分が子供達の前に座る理由。自分が子供たちに伝えられること。家に帰って考えてみました。考えてもやはり全く分からなかったので、今まで自分が我が子らに伝えてきたことを思い返してみました。柔道を行う上で我が子らに伝えてきたこと、学んでほしいと思っていたことを。

 

 もちろん柔道のスタイルやタイプはその子それぞれに違いますし、性格の違いもあります。子供自身の目標もそれぞれ違えば、親御さんの思いもまた様々だと思います。そんな中で丸岡スポ少の監督・コーチの方々がチームの柔道をしっかり伝えて下さりますので、その点については悩むことはないのですが、それとは別に自分が我が子らに伝えてきたこと、そして今いるスポ少の子供たちに伝えたいことは何か?

 

 自分は今まで我が子らの柔道を見てきて、子供の柔道に対し勝ち負けにこだわってしまい、それを我が子に押し付けていた部分が過去にはあったと思いますcoldsweats01 優弥が6年生の頃だったかなぁ、それを反省しもっと我が子達にカッコいい柔道を行ってもらい、この先柔道を楽しく続けられるようにと願うようになりました。将来、柔道に行き詰ってしまったり、伸びシロを削るようなことがないよう考えました。そしてある思いを言い続けてきた結果、優弥の柔道が6年生後半頃から変わりました。また、その後は美希弥のようなカメタイプの「のっそり柔道」と泉弥のような「イノシシ柔道」が見れるようになりましたcoldsweats01 全く正反対の柔道を行う兄と妹sweat02 柔道のスタイルは全く正反対でも、自分が伝えてきたことは3人ともしっかり意識を持ってくれていて、それが父には嬉しく思うことがあります。泉弥はたくさんの方から、柔道自体や背負い投げも優弥そっくりと言われることがありますcoldsweats01 意識してなかったので気付きませんでしたが、そう言われて改めて泉弥の柔道を見ると、確かに似てると思いました。立ち技は優弥の方がキレがありましたが、寝技は泉弥の方が100倍上手いですけどねwink 

 

 自分がある時期から3兄妹に言い続けた思いとは・・・一番に伝えたかったことは「チームの力」でした。つまりはチームへの感謝の心です。共に戦い、共に練習して、共に励まし合い、共に分かち合う。そこに生まれる信頼という強い力。当時、主将として頼りなかった優弥の柔道、チームに対する考えが変わってきてくれて、そこから柔道が大きく進歩したのが嬉しかったです。美希弥はカメだったので、主将を2年続けさせてもらったのが大きかったです。通常通り1年主将ならダメ主将で終わっていたと思いますcoldsweats01 ま、結局2年間でも頼りないままだったことはこの際目をつむりましょうbleah 主将とか副主将とか、そういうポジションは関係なく、チームの一人ひとりがチームのことを思い、考え、そして行動することはとても大切ですthink 柔道は、試合になれば畳の上では一人ですが、しかし「チームの力」という見えない部分が大きな影響を与えると思います。今の3兄妹達が柔道で育ててもらった力、それはチームの仲間たちの力が大きいことは言うまでもありません。

 

 昔こんなことがありました。優弥が確か6年生の時でした。団体戦の次鋒あたりで試合に出て、自分が負けた試合がありました。優弥は次の選手が試合を行っているにも関わらず、泣いてしまい試合も見れてなかったのです。どういう理由で泣いていたのかは忘れましたが、主将という立場でもあるのに、仲間を信じて応援することが出来ずにいました。結局チームは負けました。帰って来た息子を死ぬほど怒りました。もちろん負けたことではなくその後の自分の責任の無い行動についてです。

 

 優弥の気持ちと柔道が変わったのはその後からでした。その後卒団までの団体戦、優弥は柔道の技も何も無茶苦茶なことが増えましたcoldsweats01 でもそれは逆に、僕は怒ることがなくなって褒めてばかりのがむしゃらさが出ていた試合ばかりでした。一学年下の5年生の人数・経験が少なく、更に学年下の4年生がレギュラーとして団体戦を戦うことが多かった当時、いつも崖っぷちで優弥・Y章に回ってくることが多かったのですが、優弥の柔道が本当に以前とは変わっていました。下の分を取り返し、そして大将のY章を絶対的に信頼し、何とか大将勝負にまで持っていくという気迫のこもった試合が多くなったのです。そんな6年の姿に、当時4年だった選手達の柔道も確実に変わってきました。何とか副将・大将まで勝負を繋げるぞ、と。

 

 今3・4年生の子供たちは、ちょうど低学年から高学年としてのステップを上がっていかなければならない時期に来ました。今はまだ、自分一人だけで柔道を行っている気持ちでいると思います。試合においても練習においても、仲間の意味を感じる余裕はまだないかもしれませんthink 自分の事だけで必死なんだと思います。しかし、これから先柔道を続けていく上で、そして自分が強くなっていく上でなくてはならないもの、一番は仲間の存在だと思います。仲間に感謝し、仲間を信じ、仲間と一緒に強くなっていく気持ちが持てなければ、自分も決して強くはならないと思います。

 

 そしてもう一つ、3兄妹に伝えてきたのは強い相手に立ち向かっていける気持ちの強さの部分です。練習も試合もそうです。ここは口を酸っぱくなるほど言い続けました。そのためにまずは、負けることは怖いことでもダメなことでもないということをはっきり伝えました。恥ずかしいことでも怒られることでもない。痛くないように受け身もしっかりやるよう徹底しました。負けることが恥ずかしいのではなく、逃げることが恥ずかしいことだと言い続けました。自分も徹底して、勝負に行って負けた試合を褒め、弱い気持ちの部分が見えた試合は、1本勝ちしても怒鳴り続けましたcoldsweats01 技の未熟さは練習すれば上手くなりますが、気持ちの部分はなかなか難しいですcoldsweats01 やはり投げられるのが嫌で、負けるのが嫌で、そういう柔道になってしまったりするのは仕方ないと思います。1本を取りに行かずに優勢勝ちや引き分け、旗で僅差判定勝ち。味を占めればそうなるのも仕方ないことだと思います。でも、それを徹底して怒りました。逆に、下手な技でも無茶苦茶な柔道でも、自分が気持ちで攻めていった柔道は、例えどんな結果でも思い切り褒めましたhappy01 褒められる引き分けがあることを教えてくれたのも子供達でした。

 

 最後に伝えたのは柔道を好きでいられる幸せと、一生懸命頑張ることの尊さ、頑張れる自分の凄さです。柔道が好きでいられる自分を褒め、そういう環境で柔道を教えて下さる先生方、仲間たちへの感謝を忘れないようにと。柔道が好きだからこそ強くなりたいと思うし、その気持ちがあるからこそ、練習でも強い相手・学年上の相手に向かっていける。仲間を信頼し、その信頼できる仲間とともに練習し切磋琢磨していける。一生懸命頑張れる自分は本当にカッコ良くて、そして誰にでも出来ることではない幸せなことなんだよ、と。その部分も強く伝えてきたつもりです。優弥の同級生にH之という子がいます。彼は当時、誰よりも柔道が好きで、誰よりも一生懸命で、誰よりも強くなりたいと願い、そして誰よりも仲間が大好きだったと思います。そんな彼に、優弥もY章もK馬も、TおるもY輝もY馬も、みんなたくさん助けられたし学ぶことも多かったことでしょう。

 

 

 今まではどうしても我が子にしか言えない部分がありましたが、自分がこれから丸岡スポ少の子供たちと柔道を楽しみ、また応援団として応援していく中で、やっぱりどの子どもにも仲間を思い、仲間とともに強い気持ちを持って困難を乗り越え、そしてともに喜びを味わえるようになってもらいたいと思いますし、そういう部分で、自分が今のスポ少の子供たちに伝えたいことはこれかな・・・と思いますhappy01 ただ単に強いとか弱いとか、勝ったとか負けたとか、そういう結果という部分だけではなく、その結果に至る道のりの部分で伝えるべきことが多いように感じました。 そのためにもまずは子供たち全員が、自分の気持ちをしっかり解放し、仲間たちと本心で向き合えるようになってもらいたいと願う今日この頃happy01 また来年、新しい気持ちで丸岡の子供たちと一緒に頑張って行こうsign01

 

 

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