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2012年11月28日 (水)

第17回醍醐杯(3)

 それでは醍醐杯のラスト、小学生の残り試合の様子です。まずは低学年の2回戦、埼玉県の強豪・舟川柔道塾Aチームさんとの対戦となりました。言わずと知れた強豪チームですね。ここの2回戦は勝負どころだと思いましたし、今回の丸岡スポ少の低学年チームも強いチームに仕上がっていると思ってましたので、何とか接戦に持ち込み勝利を期待しました。ところが・・・sweat01

 

 チームのムードメーカーであり、チームの浮沈を握る真弥ちゃん。何としても取りたい先鋒戦でしたが、まさかの優勢負けshock いつもどおり元気よく、いい柔道を見せてくれて序盤は大外刈りで積極的に攻めましたが、相手はさすが強豪チームの先鋒でした。1年生とはいえ鍛えられていましたね。中盤、逆にその大外刈りで技ありを奪われました。真弥ちゃんも並みの1年生には負けない強い選手なのですが、今回は相手選手のほうが上でした。技ありポイントを取り返しに行こうとした終盤にバテてしまっていたのも辛かったですねcoldsweats01

 続く次鋒戦、今度は兄の真之介がこれまた元気な柔道を行なってくれましたshine 真弥ちゃんが負けはしましたが時間一杯頑張ってくれたお陰で、真之介の心にも火が付いたのでしょう。結果は一進一退の熱戦の末に引き分け。連敗はどうしても避けたかったので良かったですが、取り返して来れなかったのはチームとしては痛かったかも知れません。

 中堅戦の芽衣ちゃん、やはり腰を引いての柔道が気になります。この試合でも、腰を引いて後ろに体重が乗った状態で柔道をしているため、相手の背負い系の技で後ろに倒されたり転がされたりしてポイントを奪われました。そして今度はその転がし系の技を必要以上に警戒して更に腰が引け、足技で後ろに倒されポイントを奪われ・・・と悪循環ですねcoldsweats01 本来、がっちり組んで前に出て、持ち前の負けん気で思い切り強引にでも背負投げに行くのが芽衣ちゃんの柔道。その思い切り背負いに入る強引さと、入るタイミングをもともと持っているセンスが合わさっているからこそ、女の子としてはもっとも難しい綺麗な立ち背負いをガンガン決めていた芽衣ちゃんの姿があるのだと思います。

 きっと今、芽衣ちゃんの元々持っている「負けん気」という良い面が、悪い面の方に出てしまっている状態なのではないかと思うのです。負けたくないという気持ちが前に出過ぎているのと、投げられて負けるのが怖いんでしょうねぇ。

 試合は有効ポイントを2つ奪われ優勢負け。この時点で0-2と後がなくなりましたshock が、しかしsign01 ここからはチームのポイントゲッター・陸晴と成長著しい遙翔という重量級2人が控えていると、期待して見ていると信じられない光景がsign03 副将・陸晴がいきなり秒殺で、強烈な払腰で宙を舞いましたcoldsweats02 びっくりしました。こんなに強烈に、そして秒殺で陸晴が投げられるの、僕は初めて見たかも知れません。やはり世間は広いですcoldsweats01 本人談でも、「何が起こったか分からなかった」と言うぐらいですから、意識も一瞬飛んだのでしょうcoldsweats01 それにしても、負けたのは悔しくて驚きましたが、陸晴としてみたら全国クラスの選手と試合をし、そして同学年で自分をこうも強烈に投げる選手と対戦したのはそうはない経験だったでしょうから、本当に良い経験をしたと思いますhappy01 それだけでも長野まで遠征に来た甲斐があったと思います。

 そして0-3と勝敗の決した後の大将戦、今度は遙翔が登場。こちらも開始早々でしたが、遙翔の出した足払いを燕返しで返され技あり、そのまま抑えこまれて1本負け。という結果でした。やっぱり足払いは下を向いて掛けちゃいけませんdanger というわけで、低学年チームは残念ながら0-4の完敗という結果に終わりました。しかし、それぞれに貴重な経験ができた団体戦だったと思います。

 今回の低学年チームは、まだまだチームとして強くなれるはずですし、今回はレギュラーになれなかった4年生以下の子達もたくさんいて、ライバル同士として切磋琢磨していける環境があります。僕は特に思うのですが、今回遠征に参加できなかった子供達も、機会があれば是非遠征に同行し、そしてこのような大きな会場・大会で、丸岡スポ少の代表として全国の強豪たちと堂々と、そして互角に戦っている仲間、そして同級生の姿を是非見てもらいたいと思いますsign03 きっと自分たちの仲間の必死に戦っている姿に何かを感じるはずですから。

 

 

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 それでは最後に高学年の2回戦、東京の春日柔道クラブBさんとの対戦です。僕としては、1回戦の一心館菅谷道場さんという強豪を倒したことで掴んだチャンス、Bチームとはいえあの強い春日柔道クラブさんと対戦する機会、是非楽しんで試合をしてほしいと思っていましたし、ぜひ胸を借りるつもりで思い切り力を出し切ってほしいと思っていました。もちろん子供達は本気で勝つ気持ちで試合をしてくれました。メンバー表を見ると、Aチームさんはオール6年生のチームで、対戦するBチームさんはオール5年生というチーム編成になっていまいた。うちもメンバーの3人が5年生でしたので、面白い試合になってくれると良いなあという感じで見ていました。

 

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 まずは先鋒戦、いつも言っていることですが、チームの先鋒を任された泉弥は今年のチームの編成上絶対に取ってこないといけない戦いが続きます。この試合もそうでした。序盤、なんとか春日さんを慌てさせ、面白い試合にするには先鋒戦の戦いは重要ですthink すると、泉弥は父の想像以上の良い戦いを見せてくれて驚きましたcoldsweats02 背負投げも良い入りが終盤にありましたし、動きも落ち着いていました。ただsign01 一つ反省して欲しいのは、中盤の横四方固めに入った時です。試合中、そうはないチャンスをモノにして入った抑えこみ、強豪相手にやっと掴んだチャンス、あんなに簡単に逃げられちゃいけませんdanger あそこを逃がすのと、しっかり抑え切って1本勝ちとするのとでは、チームにとっては大きな差です。あえて泉弥には言えませんでしたが、今回の試合、チームが負けたのは先鋒戦が大きな要因だったと僕は思っています。あそこをしっかり抑え切り1本勝ちをしていたら、また違った結果になっていたかも知れません。試合後、チームが負けた悔しさと、自分のせいでチームが負けてしまったという悔しさから、一人こっそりと泣いていた泉弥を見たので、充分分かっているのだと思い嬉しかったです。絶対次に繋げて欲しいです。

 

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 先鋒戦を引き分けたあとの次鋒戦、ここは拓海が学年上になる対戦ですし、何とか勝利を期待しましたが惜しくも引分け。しかし拓海の動きも良くここも好勝負でしたshine 序盤の2戦を終え0-0の息の詰まる試合sign01 思った以上の熱戦に、カメラを握る手がかなり汗で濡れていましたcoldsweats01  

 

 

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Photo_13 そしてその汗をさらに多くした中堅戦、虎太郎の試合は一瞬夢を見せてもらいましたhappy02 開始と同時に大外刈りや大内刈り、支え釣り込み足と攻め続ける展開。そして中盤には半ば強引ながらも、何が何でも取ってくるというような気迫の感じられる大外刈りが決まり、有効ポイントを先に取る展開sign01 もしかしてsign02 と観覧席の父兄のボルテージも一気に高まりましたup しかしその後が残念、その有効ポイントを守りに行ってしまったのでしょうか?それとも取り返しに来る相手の圧力に負けてしまったのでしょうか?前半あれほど攻め込んでいた虎太郎の動きが急に悪くなり、最後は相手の支え釣り込み足に技有りを奪われ、そのまま抑え込まれて逆転の1本負けshock 本当に惜しい試合を落としました。これで0-1。

 

 

 Ayumu
 こうして0-1で迎えた副将戦、この試合もまた燃えましたhappy02 見るからにパワーのありそうな選手と歩の対戦sign01 いきなり歩の小外刈りがさく裂し、あわや1本かという技有り。これも惜しかったsweat01 ここで1本と言って欲しかったぁcoldsweats01 その後は手に汗握る攻防が続きましたが、最後、歩が勝負を賭ける大外刈りに行ったところを返され1本負けshock でも僕は、この負けは歩にとってもチームにとっても良い負け方だったと思います。歩はおそらく、このまま優勢勝ちで良いという自分の勝利だけを考えたのではないと思います。それならば、このまま逃げ切ることもできた試合です。しかしそうすると、中堅戦が1本負けですから次の大将・憲人は引き分けもできない状況になってしまいます。だからこそ歩はどうしても1本勝ちがしたくて勝負に行ったのだと僕は思いました。チームの勝利を一番に考え、後ろの憲人の負担を少しでも軽くするために1本勝ちにこだわった歩の柔道は泣けてくるぐらい立派でしたsign01 

 

 こうして団体戦の負けが決まってしまった大将戦、さすがは春日柔道クラブさんの大将という強い柔道で、憲人は1本負けでしたshock 

 

 こうして終わってみれば0-3の完敗crying 展開次第ではスコアが逆でもおかしくなかった試合かも知れませんが、やはりさすがは全国クラスのチームの底力を見せてもらった印象ですねhappy01 残念でしたが燃える試合を見せてくれた選手たちを褒めてあげたいですshine 

 

 

 しかし何度も書きますが、団体戦での1本負けは、歩がポイントリードしながらも、それでも決死の覚悟で1本を狙いに行かなければならないぐらい、それぐらい意味が重たいということです。そこは団体戦に出る選手全員が覚悟しなければならないということを忘れないでもらいたいです。もちろん、丸岡のチームカラーとして、取るか・取られるかのガチンコ柔道、1本を取る柔道は最大の魅力であり売りでもありますgood そこは絶対に曲げられない信念として持っていると思います。そのうえで、団体戦を戦うにあたり、1本勝ち・1本負けの持つ意味もしっかり理解しなければならないと思います。

 

 それでは3回に渡り醍醐杯の熱戦を書いてきましたが、これで醍醐杯編を終わりたいと思いますhappy01 最後に、遠征に参加された選手の皆さん、ご父兄のみなさん、先生方、本当にお疲れ様でした。

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コメント

醍醐杯お疲れ様でした。

今回の丸岡さんの戦いはどの試合も白熱した試合で興奮しましたね。
同じ丸岡地区の仲間として大変うれしく思います。
また娘さんの怪我のブランクをまったく感じさせない力強い柔道には惚れ惚れしました。
これからの成長がさらに期待されますね。
また今週も試合があるそうで、ご活躍をお祈りしております。

投稿: 赤ペン | 2012年11月30日 (金) 15時45分

赤ペン先生、コメントありがとうございますconfident

丸岡スポ少の試合も気にかけて見て下さって本当にありがとうございます。赤ペン先生にも興奮して頂けるような試合をしたということは大変嬉しいですし、子供達にも自信になると思いますhappy01

全国からたくさんのチームが集まる大会で、白熱の好勝負ができたのは本当に凄いことだと思いますが、もう一歩上に上がるためにも、今後ますます丸岡柔道を磨いて行って欲しいですし、チーム全員で戦う気持ちと雰囲気を作っていってもらいたいと思いますhappy01

また12月の練習、楽しみにしています!

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2012年11月30日 (金) 20時38分

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