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2012年2月20日 (月)

かっこいい!

 先日行われた「第14回丸岡町少年柔道交流大会」。各学年ともに熱く激しい試合が数多く見られ、大会を大いに盛り上げてくれた坂井地区各チームの選手達!! 僕が係員をしていたBコートでも、面白い試合が数多く見られましたが、その反面、旗の判定での決着が多く見られたのは残念なところでもありましたshock お互いの力が拮抗している証拠ではありますが、やはり見ている側としては1本で決着のつく豪快な試合が見たいものですwink

 

 そんな中、思わず「この子の柔道、かっこいい!」と思ってしまう柔道を行っていた選手が何人かいましたsign01 この「かっこいい」という基準は、あくまで3兄妹の父の思いでありますのでcoldsweats01 それぞれ見方は違うかもしれませんし、「かっこいい」が必ずしも結果と相関しないのが辛いところですが、僕は、キレイごとですが柔道は絶対に結果が全てではないと思いますし、結果ではないところに柔道の醍醐味や面白さがあるのではないかと思います。それは僕が再び柔道に関わるようになり、そこで先生方や子供達に教えられたことです。しかし、そのかっこよさが結果に表れないことは、柔道を行っている選手本人にしてみれば本当に悔しくて辛いことだと思いますし、自分もそういう悔しさは少しは分かるつもりです。柔道で実際に戦っている子供たちにとってみれば、結果が全てじゃないなんてキレイごとでは済まされないのもよく分かります。だからこそ、僕たちが大きな声で「かっこいい」柔道を行っている子をしっかり褒めてあげたいと思うのですhappy01 

 

 繰り返しになりますが、柔道を続けて行く上で試合での勝利や気持ちいい一本というのは、本人にとっては最高のモチベーションに繋がりますが、しかし柔道はそれだけではないのもまた事実だと思います。少なくともこの少年柔道の時期にかっこいい柔道を行っている選手は、きっと将来素晴らしい結果を出してくれることと思いますし、百歩譲って柔道で結果が出なかったとしても、その選手の人生に大きな力になってくれることは間違いないと思います。

 

 今回は、そういう3兄妹の父が思う「かっこいい」にスポットを当てて、この大会でかっこいい柔道を行っていた選手、そして丸岡スポ少のMVP選手をご紹介させていただきたいと思います(o^-^o)

 

 まずは自分が係員をしていたBコートから、3兄妹の父が選ぶ丸岡のMVP選手!それは3年生の部に出場していたE蔵、Y生、S真の3人です。Bコートでは2年・3年・4年の各部門が行われましたが、この3年生の3人の試合は「かっこいい」試合が多かったですlovely 

 

 E蔵は、初戦となった坂井町のH本選手との試合こそ、実力差の前になす術なく秒殺でしたがcoldsweats01 その後の3試合は、どれも「かっこいい」試合でした。自分から前に出てしっかり組み合い、実力が数段上の選手相手にどんどん自分の技で倒しに行く柔道ができていました。勝ちたい、倒したいという気持ちが感じられ、負けることを恐れない柔道でした。リーグ戦の結果こそ、▲の-10点が並びましたが、僕は丸岡の選手の中では一番丸岡らしい柔道をしてくれていたと思いました。特に、川口道場のH川選手との試合で、最初に大外刈りを返され有効を奪われましたが、その後、その返された大外刈りで有効を取り返したのがすごかったです。形だけ攻めていたのではなく、倒しに行っていた大外刈りだったからこそ、格上の選手を下がらせ有効を奪うことが出来たのだと思いますscissors 最後は、同じく大外刈りを豪快に返されての1本負けではありましたが、E蔵は今回の試合の全敗を、胸を張って大きな自信にしてもらいたいです。

 

 また、Y生とS真もそれぞれかっこいい試合がありました。二人とも背負投げで1本勝ちした試合です。しかし、彼らはまだ自信がないような試合も見られます。そして負けたくない、投げられたくないという思いも強いような感じをうけます。2人ともせっかく素晴らしい背負投げという技を持っています。自信を持って投げに行けば、必ず投げられる背負投げを持っているのですから、出さなきゃ損です。

 

 そして僕が見ていたBコートで、この日一番「かっこいい」柔道を行っていたと感心させられた選手がいました。その選手は、Bコートの中でも体が一番小さい女の子の選手、川口道場のM浦選手です。僕がこの記事でスポットを当てた「かっこいい」に、もっともふさわしい柔道でした。M浦選手は、4年生で本当に体格の小さい選手なのですが、その小さい選手が本当にひたむきさを感じるかっこいい柔道をしていました。並みいる体格の大きな選手達との対戦が続きましたが、どの選手との試合でも、しっかり胸を張り、逃げることなく堂々と組み合い試合を行う姿を見て、僕は本当に心の強い素晴らしい柔道選手だと感じました。

 

 僕は思います。周りの全ての選手が自分より大きく強い選手ばかり。そんな中、あんな風に堂々としっかり組んでの柔道が出来る選手が、一体何人いるでしょうか?少なくとも自分には無理です。僕は土曜日の彼女の試合を見させてもらい、きっと普段の練習を本当に一生懸命行っている選手なのだろうと感じましたし、結果ではない「かっこよさ」の面ではまちがいなく優勝だったと思います。これからも、このかっこよさは是非失うことなく、かっこいい1本を目指して頑張ってほしいと感じた選手でした。 僕は、丸岡スポ少の中からもこのようなかっこいい柔道で、対戦相手に立ち向かえる選手が育ってほしいと思いますし、そのためには普段から己に勝つ練習が一番大切だと思います。

 

 今大会が終わり、娘の泉弥にはこのM浦選手の試合の話をし、是非見習ってほしいと伝えました。なぜなら、今大会での泉弥の試合内容に大きな疑問を感じたからです。本来、泉弥は同じチームのAゆむにはまだまだ勝てるどころか、良い勝負だって全くできないほどの力の差があります。今大会では予選リーグと決勝戦で2度戦い、いずれも旗で0-3の敗戦でした。しかし、自分がこの2試合を見て感じたことは、このような試合をしていては、泉弥はここまでで終わりだということです。確かに投げられなければそれでいい・・・という試合なら、引き分けにはできることがあるかも知れません。現に、今大会の2試合では、泉弥はAゆむに投げられませんでしたが、代わりに投げれる可能性もゼロの試合内容でした。過去、何度も投げられ1本負けをしてきましたが、それら過去の試合の方が、よほど泉弥にもチャンスがあった試合だっだと思います。今大会の泉弥の柔道では、一生かかってもAゆむを投げることはできないでしょう。

 

 具体的には、両手を突っ張り防御の姿勢。押し返され場所が悪くなると、とりあえず技を出すふりをして逃げて「待て」。これの繰り返し。相手が技を出して来れば腰を目一杯引いて何とか受けるだけ。投げようとする気持ちの入った技は一つもなかったですね。同じ丸岡スポ少同士の対戦でしたが、Aゆむに本当に申し訳ないカッコ悪い試合をしてしまったと思います。技術的にももちろん問題が多く、まだまだこれからではありますが、何より今回は心の弱さが一番前に出てしまった試合だったのかもしれませんthink

 

 さて、最後にここでもう一人、丸岡の選手の試合の様子を紹介したいのですが、その選手はSょうです。彼は今大会はリーグ敗退という結果でしたが、その試合内容がとても興味深い内容でした。いまさら言うまでもなく、Sょうといえば背負投げの選手です。このリーグ戦でも、随所にSょうらしい背負い柔道が見れたのですが、短い試合時間の中で、良い時のSょうと悪い時のSょうがコロコロ入れ替わり、結局、悪い時のSょうの柔道になってしまった時に投げられ負けてしまう・・・という試合がありましたthink その一番典型的だった試合が、予選リーグでのK人との試合でした。

 

 2分間の試合のうち、1分40秒は完全にSょうのペースで試合は進み、僕は旗では完全にSょうが勝つと見ていました。しかし残り20秒になって、いきなりSょうの試合内容に変化が現れました。攻め疲れが出たのか、あるいは守りに行ったのか、はたまた弱気のスイッチが入ったのか・・・その時の心境はSょうにしか分からない部分ではありますが、僕はこの試合に非常にもったいなさを感じました。攻めている1分40秒の間には、何度も背負投げに入り、そしてその背負投げも諦めなければ投げ切れるタイミングで入っていました。残り20秒、投げられる可能性も十分ありました。なのに、それなのにsign01 あとたった20秒、気持ち的に守りに入ったその瞬間、K人の押し込み系の攻めにまっすぐ後ろに下がってしまい、尻餅をついてしまう痛恨の展開。。。今までの1分40秒の怒涛の攻めが、一気に帳消しになってしまった瞬間でしたshock 

 

 この試合終了後、涙を浮かべながら僕の前に来たSょうに、思わず声を掛けてしまいました。

 

 「この試合、9割9分はSょうの勝ちだったんやよ。でも、あの最後の残り数秒。この数秒で守りに入ったがために、尻餅をつかされ、その尻餅のポイントで旗では0-3で負けたんやよ。ガンガン攻めていて、体の大きなK人を本当にあと少しのところまで追いつめておいて、でもたった1回の弱気で負けた、本当に悔しい試合やったな。試合内容は本当にカッコ良かったし、あの背負投げは絶対に決めることが出来る。でも、今日のこの試合で足りなかった残り数秒の我慢、残り数秒の気持ちの強さ、これを埋めるのが毎回の厳しい練習やと思う。今日のこの悔しい気持ちは、絶対に忘れんとこうな。」

 

 これから先、まだまだ強くなる可能性を秘めているSょうsign01 彼がこの先、この日の試合のような悔しい思いをしなくなる柔道、そしてSょうの最大の持ち味である背負投げにこだわった「かっこいい」柔道、是非目指してほしいものですwink

 

 

 それでは長くなりましたのでこの辺でcoldsweats01 今回の丸岡大会については、もう少し書きたいこともありますので、次回、もう一回だけ今大会の関連記事にお付き合いくださいhappy01 

 

 

 

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コメント

土曜日はお疲れ様でした。

本当に良い試合がたくさんあった、楽しい試合でしたね。

またうちの道場のM浦のこともお褒め頂きありがとうございます。
まさか、ここまで褒められるとは本人も思っていないことでしょう。
体が小さく、まだ一勝もしたことのない子ですが、練習では小さい体を目一杯つかって一生懸命練習しています。
それでも勝てないと言う事でわれわれ指導者の力不足を感じている子でしたが、このようにスポットを当てていただき本当にうれしいです。

でも、だからといってこのままで言い訳も無く、本人も悔しい思いをにじませていると思いますので、この悔しさをバネに、素晴らしい選手へ変身できるよう努力を重ねていくと思います。

これからも、この子の栄光の瞬間を期待してお待ちくださいね。

そして、泉弥ちゃんのライバルの一人になる予定なのでよろしくお願いしますsmile

投稿: 赤ペン先生 | 2012年2月21日 (火) 13時14分

赤ペン先生、土曜日はこちらこそありがとうございました!色々楽しい試合を見て、そしてまた先生方から貴重なお話しを聞くことができ、土曜日は本当に良い日になりましたhappy01 泉弥の情けない試合以外はcoldsweats01

自分は、M浦さんと同じような悔しさや辛さから、体格を言い訳に早々に1本柔道を諦めて負けない柔道へ逃げました。そして行き詰って柔道からも逃げましたcoldsweats01 だから今の時点ですでに自分は、体の小さな4年生の女の子に負けています。そういう意味でも、彼女の栄光の瞬間は自分にとっても大きな楽しみです!

M浦さんは、前回越前市での合同練習の時、泉弥に何度も何度も投げられ、それでも諦めることなく、しかも逃げることなくがっぷり組んで再び勝負しに向かってきてくれました。彼女のそういう部分を見ていると、必ずやかっこいい1本で泉弥を投げる日が来ると、自分も信じますhappy01 泉弥もまた、そんなM浦さんに負けまいと、お互いを高め合って行ってくれることと思います。
近いうちに必ず、そんな日が来るのを期待し、M浦さん、M穂ちゃん、M琴ちゃん、川口道場の3Mの良きライバルとして相応しい選手に、泉弥も成長してもらいます。負けませんよぉsmile

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2012年2月21日 (火) 14時21分

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