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2011年9月30日 (金)

大会後の練習

 大忙しだった9月の連休を終え、最初の練習日となった水曜日・・・。大会、合同練習に参加した子供たちにどのような変化が現れるのか楽しみにして向かった練習happy01 

 

 最初の準備体操から。声が少ない。黙々とした体操。思わずしびれを切らして、

 

 「元気がないぞ!」

 

 その後はボチボチ声が出てきたが、声を出さされている感覚は否めない。自然と声を出して練習する気持ち、環境になっていくにはまだ当分の時間が必要のようだ。M衣ちゃんなんかは声が大きいという素晴らしい才能を持っていると思う。彼女はスポ少のムードメーカーになりうる存在かもしれないgood

 

 足払いの練習。目の前に相手がいること仮想し、本気で払い倒すつもりで足払いの練習をしている子は何人いるのだろう?試合中、何度も「ここで足払いが決まれば・・・」という場面に遭遇しているであろう選手たち。試合で泣く悔しさを本気で感じ、それが練習に表れてくるようになるには、こちらもまだ当分の時間が必要なようだ。足払いの練習中、先生がこう声を掛ける。

 

 「足払いの練習をしているんだから、試合でもどんどん使ってみろよ。そのための練習なんだから。失敗しても良いんだから、使ってみないと上手くならないぞ。」

 

 僕は先生の言葉をこう解釈した。

 

 「お前らのその足払いの練習には、試合で使う意識全然が感じられない。」

 「そしてその足払いの練習じゃ、試合では全く使い物にならん。使ってみて失敗して、初めて今のこの足払いの練習の仕方で、何が足りないのかが分かるはずだ。」

 

 

 寝技の練習もしかり。打ち込み・乱取りで、試合を想定して練習している子は何人いるだろう?これは抑える側も受ける側も同じだと思う。縦四方固めの打ち込み、足も絡まないで、力はダランと受ける子がちらほら。足を入れて回し、上をしっかり決めて、最後に足を抜く練習が出来ない。足抜きに手間取れば試合では即「待て」がかかる。上半身の決め方が分からなければ、試合では即、逆に抑え込まれる。また、力を全く入れずに回ってくれるんだから、こんな楽なことはない。回し方の練習にならない。相手の後ろにまわってノソノソしてたら、即後ろ袈裟の餌食だ。そんなことを思い、僕が練習の様子を見ていた何人かに伝えるため、打ち込みで抑え込みに入った後、抑えられた子に逃げさせてみた。案の定、すぐ逃げられる。すなわちこれは、寝技の練習になっていないshock 

 

 寝技の意識が低い子は、試合やこのような乱取り練習ではすぐに分かる。準備体操に数年前から取り入れた「1・2・3・4・5」の練習。しっかりやっている子といない子、はっきり差が出ていると思う。カメ、腰切り、横四方に縦四方、たくさんの寝技の技術の詰まったこの練習。効果は抜群だと思う。いつも準備体操を見ていて、この単調な練習がしっかりできている子は間違いなく寝技が上手い子。試合でも状況に応じた反応ができる。 

 

 

 みんな、今まで散々寝技で負けて、そして泣いて帰ってくるのに、どうして練習でそのことが生かされないのだろう。やはり子供だからだろうか・・・。焦ってはいけないと思うが、焦らずにはいられない。水曜日の練習に参加して思ったことがある。こういう子供たちの意識改革には、やはり子供たち自身の気持ちの変化がもちろん大切であることに間違いはないが、それをサポートし、そういう気持ちで練習できる環境を作っていくことは、同じ道場で同じ道衣を着て練習させてもらっている僕たちにも、求められることではないかと。指導・・・などという立派なことはできるはずもない。知識も経験も能力もない。ただ、一緒に練習する仲間として、はたまた多少なりともいろんな経験が子供達より多い大人として、子供たちに伝えられることは少なくないような気がする。僕も子供たちと一緒に練習して強くなっていきたい。いやsweat02 僕は強くなるのはもう無理としてcoldsweats01 子供の強くなりたいという気持ちを育てていきたい、そう感じた水曜日だった。

 

 

 琵琶湖カップの試合終了後、泉弥がボロボロ泣いて僕のところに帰ってきた。それを見て、泉弥のことがとても可哀想になった自分がいた。どういう思いで泣いたのか?何が悔しくて泣いたのか?本当のところは分からない。「自分があそこで勝っていれば・・・」の涙かも知れないし、自分のチームが負けたことが単純に悔しかったのかもしれない。とにかく可哀想だと思った。泉弥には、みんな良く頑張った・・・と声を掛けた。もしそれでも悔しいと思うのなら、この泣いた悔しい気持ちを忘れずに、また練習頑張れ・・・と。そして、僕自身、また水曜日の練習から、そういう気持ちで泉弥の練習を見ようと。一緒に練習しようと。そういう風に思った。やはり我が子には、あんな可哀想な思いはしてほしくないですから。

 

 水曜日の練習終了後の先生のお言葉。

 

 「お前ら試合で負けて泣くなよ。お前らにはまだ試合で負けて泣く資格がない。そこまでの練習をしていない。お前らが試合で負けて泣いているのを、死ぬ気で一生懸命練習している奴らが見たらどう思う?一生懸命練習している奴らに失礼。」

 

 という話があった。その話を聞いて、僕はハッとさせられた。試合終了後に泣いていた泉弥やK人を見て可哀想だと思った自分、やっぱり自分は泉弥に甘いのか??もしこれが優弥や美希弥だったら・・・と考えると・・・sweat02 確かにそう思えなくもないがcoldsweats01 とにかく先生の練習終了後のお言葉が、改めて僕に考えるきっかけをくれた。頑張った子供たちの琵琶湖カップでの試合に、ある程度満足してしまった自分と、さらに上を見て結果だけに左右されていない先生方。

 

 

 でも、子供だから負けて悔しくて泣くのはある意味仕方がない。試合が終わって、負けてヘラヘラ笑われるのよりは数段マシのような気もするし。でももっと大切なのは、じゃあ泣いた後どうするのか?かも知れない。僕は、試合で負けて泣いた泉弥を今まで何回も見てきて、その度に「もうこんな可哀想な思いはさせたくない」と、次の練習からまたある程度は厳しく接してきたつもりだった。その成果も多少はあり、結果はついてこないところもあるが、柔道はだんだん見ていて面白い柔道をするようになってきたと思う。先生方もそんな思いを組んでくれて、泉弥に厳しく指導してくださる。とてもありがたい。スポ少という枠の中でいろいろ難しい面があるにもかかわらず、しかも、性格も何もかも違うたくさんの子供たちが集まる中で、その子の個々に合った対応が求められる指導者。これも小松合同練習で改めて知った先生方のご苦労だと思う。そして今日もまた練習に向かう、一家総出だcoldsweats01

  

 我が家は毎回毎回この繰り返し。そうして少しずつ成長していく。

 

 また泣く。また練習する。また負ける。そしてまた泣く。

 

 いつの日か、試合後に満面の笑みで僕のところに帰ってくる泉弥の姿を想像して、今日もまた父の鬼の鉄拳がさく裂する!

 

 笑うのが先か? 本人が諦めるのが先か??

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コメント

weep涙にはいろいろな意味があり、
一概にsweat02涙を流すことが全部駄目だとは思ってません。(優しい私は鬼ではありませんからsweat01
ただ、流した涙を意味のある涙にして欲しいです。その場だけの負けた悲しさからの涙なんて問題外ですangry
ホントの悔し涙を流せるよう、そして嬉し涙を流せるよう頑張りましょうrock

投稿: クリリン会長 | 2011年9月30日 (金) 18時14分

クリリン会長、ありがとうございます。僕もそう思います。流した涙を、今後どう生かしていくかが大事だと思います。泣いても、その場だけで何も変わらなければ、結局また同じことの繰り返しですもんねsweat02 

そういえば3兄妹の中では、美希弥だけは試合後に泣いたのを見た記憶はありませんねぇcoldsweats01 感情の表に出ない難しい子ですcoldsweats01

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2011年10月 1日 (土) 10時44分

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