« 6年生達との思い出(2) | トップページ | 大震災で知った日本の強さ »

2011年3月17日 (木)

東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災)

 平成23年3月11日14時46分、東北地方三陸沖を震源とするM9.0、最大震度で7を記録する大地震(発表当初はM8.8)が発生しました。この大地震は観測開始以来、国内最大規模の大地震となり、宮城県・岩手県・福島県を始めとする東北地方各県から関東地方に至るまでの、実に広範囲で甚大な被害を与える災害となりました。国の想定していた防災計画をはるかに上回る災害、そして原子力発電所にまで影響が及んだこの大災害に向かい、今、日本はその持ちうる全ての国力を投入し、復旧にあたっていることと思います。

 

 まずは今回の東北関東大地震により被災された皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。また、計らずもこの大地震により尊い命を落とされました方々に対し、衷心よりお悔やみを申し上げます。それと同時に、今もなお行方不明となり、どこかで頑張って助けを求めていらっしゃる方々が一刻も早く救出され、また、離ればなれになっておられる皆様が一日でも早く再会を果たされますことを、心よりお祈り申し上げております。

 

 私も今回、この大震災に際し、緊急消防援助隊福井県隊第一次派遣隊の一員として、被災地に真っ先に駆けつけましたが、その想像をはるかに絶する凄惨な光景を目の当たりにし、とても現実のこととは信じられませんでした。まさに地獄のような惨状でした。そして自然の為す脅威に対し、怒りとともに改めて人間の無力さを痛感させられました。しかし!実際に現地に入り、その強大な自然の猛威に対しても、決して弱音を吐かずに必死に現実に立ち向かい戦っておられる被災者の方々を目にし、人間の強さを知ることができました。

 

 私達福井県隊が任務にあたった岩手県陸前高田市は、そのほとんどが壊滅的な打撃を受けた地域でありましたが、そこの被災者の方々は本当に気丈に、そして粘り強く頑張っておられ、私も本当に胸を打たれました。被災者の皆様は、自身のお身内の行方すら掴めず苦しんでおられる方ばかりのはずなのに、私ども派遣隊を温かく、そして頼りにして迎えて下さり、私どもの活動に最大限の御協力下さり、心より感謝申し上げます。私どもも被災地のために全力で救援活動を行いましたが、力及ばず残念ながら生存者の救出には至りませんでした。お詫び申し上げます。しかし福井県隊は、今後も二次・三次・・・と、私の仲間たちが援助隊として派遣されています。どうか最後の最後まで諦めず、雪国らしい粘りを持って頑張って下さい!

 

 今回、東北関東大震災に見舞われた皆さんが、寒さと物資不足、不安と無力感、そして大きな悲しみから本当に辛い日々を送っておられることは、現地に行った私どもも少しは理解しております。こんなことしか言えずに情けないのですが、とにかく頑張って下さい。諦めないで下さい。みんなで力を合わせ、一日も早く日常を取り戻されることを願っております。今、日本中の人々が今回の大震災に心を痛め、そして救援に向けて最大限の努力をしていることと思います。この度は本当に大変でございました。

 

 次回は、被災者の心情に最大限の配慮をしつつ、また、職務上伝えられる範囲だけですが、私が目にした被災地の様子と惨状を、このブログを御覧の皆様、子供達にも知っていただき、今、被災地で何が起きているのかを考えてみて頂きたいと思います。もちろん、皆様も子供達も、本当に心を痛めていらっしゃることと思いますが、私も現地に行き初めて知った現実もあります。被災者の方々の痛みを少しでも考えられる一助となり、そして何より被災者のためを思い、心が痛みますがもう一度次回のブログで今回の震災を振り返りたいと思います。

|
|

« 6年生達との思い出(2) | トップページ | 大震災で知った日本の強さ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様でした。
裕サンの見た風景は、我々がテレビの画面から見る被害など及びもつかない惨状だったのでしょう。
(テレビでは映せない場面。また、マスコミゆえの主観の入った報道や必要以上の脚色がありますから・・・)
まずは身体をゆっくり休め、時間がありましたら周りの皆に、現実の被害状況や被害に遭われた皆様の様子などをお聞かせ願えたら、と思います。

本当にお疲れ様でした。

投稿: クリリン会長 | 2011年3月17日 (木) 19時14分

本当にお疲れ様でした。
テレビでしか現場の様子はわかりませんが、大変な現場だったと思います。
消防士と言う大変なお仕事、感服します。
しばらくはゆっくり休養取ってください。

投稿: 金井M先生 | 2011年3月17日 (木) 20時49分

いつも楽しく読ませて頂いており今回は仕事とはいえお疲れ様でしたm(__)m

しかしながらブログに職務上得たことを経験として掲載するのはいかがなものかと・・・
お気持ちは分からないでもありませんが、上司又は色々な方と相談の上掲載できる部分までをブログとしてアップしていただくことをお願いします。
(同じ職員としてちょっと心配になりコメントしました)

投稿: じゅんなパパ | 2011年3月17日 (木) 21時11分

クリリン会長、コメントありがとうございます。テレビに映る光景は、確かに僕らが見たそのままの惨状を伝えていると思いますが、実際に現地に行くと、目からの情報だけでなく、音や声を耳で聞き、臭いを鼻でかぎ、風や風に舞うほこりを皮膚で感じ、想像を超える厳しい寒さが肌を刺し・・・と、まさに五感全てで被災地の状況を感じることができます。

僕が皆さんに伝えられることは本当にわずかでしかないです。大切なことは、皆さんが今回の災害を皆さんなりに知り、考え、被災者の悲しみと苦労を思い、行動することだと思いました。そしてなにより、今回の大震災を教訓とし、皆さん自身の災害への備えを家族単位・町内単位で話し合うことで、東北関東の尊い犠牲が無駄にならないようにしてほしいですね。

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2011年3月18日 (金) 09時08分

金井M先生、温かい労いをありがとうございます!同じ消防士でも、現地の消防士は本当に立派でした。今回、陸前高田市消防本部の職員さんと一緒に活動できて、その必死さに本当に涙が出そうになりました。本当に泣きたいのはあちらの方なのに・・・・

しばらくゆっくり休みたいですcoldsweats01・・・っていうか、子供達の柔道姿を早く見たいですsmile

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2011年3月18日 (金) 09時12分

じゅんなパパさん、コメントありがとうございます!同じ職員ということで、確かに自分達は「守秘義務」という壁にいつも葛藤を覚えますね。昨年、中国漁船衝突映像が流出した時も、この「守秘義務」の壁に随分迷われた末の決断だったのだと感じました。

私もこの守秘義務がある公務員である以上、法令は遵守しなければならず、職務上知りえた秘密は掲載することは出来ません。あくまでブログにアップできる内容は「伝えられる範囲」ということになります。

しかし、私は今回の大震災、皆さんに被害の凄惨さを生々しく語ったり、被災者の悲しむ様子を語ったりすることは、実はあまり意味のないことだと考えています。なぜなら、もうすでに報道等でもあるように、日本人は本当に冷静で、お互いが助け合い協力し合いながら、被災地のために出来ることを考え行動できる素晴らしい方々ばかりだからです。被災地のことを我が事のように考え、心を痛め、そして行動できる。過去の数多くの大災害の教訓がしっかり活き続けていると感じます。略奪や強盗、犯罪の類の報道は一切なく、「日本人の美学」が諸外国からも次々と賞賛を受けています。

大震災ということについて語ることは、本当にデリケートな部分を含んでいますし、また、被災者の心情を思うと非常に心苦しいのですが、じゅんなパパさんのアドバイスを頂き、自分達がまた前へ進むための一助となるよう、私なりにお伝えしたいことを書かせていただきます。ありがとうございました。

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2011年3月18日 (金) 09時38分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/509209/39256479

この記事へのトラックバック一覧です: 東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災):

« 6年生達との思い出(2) | トップページ | 大震災で知った日本の強さ »