前回の続きです
予選リーグを1勝1敗の2位で終え、二部トーナメントへ進んだ丸岡スポ少チームですが、この二部トーナメントで本当に面白い、丸岡スポ少にとって最高に良い、そして最高に悔しい試合を見ることになりました
まずは二部トーナメント初戦、富山県のT山塾さんとの対戦となりました。このチームの予選リーグの戦いを僕は少しだけ見ていましたが、大将が大きくて強い選手だという印象があり、副将戦までで勝負を決める気持ちでいかないと・・・という思いでいました。しかし、ここは丸岡の強さを見せつけ4-1で勝利
危なげなく2回戦へと駒を進めました
そしてこの2回戦の対戦相手が、いつもお互いに切磋琢磨し合っている宿敵(トモ)川口道場さんとの対戦となりました
ここを勝てば二部トーナメントのベスト4進出が決まるということもあり、またいつもやられっぱなしということもあり、ライバル対決に俄然気合いが入りました
とはいうものの・・・・・
やはり対戦成績では分が悪く
ここ最近かなり強くなっている川口道場さんが相手ですから、今回も苦戦が予想されました
正直、僕は勝てないと思っていました
丸岡の選手達、ごめんなさい
しかし、この試合では本当に素晴らしい試合が見れました。それではまずは試合経過からお伝えします
まずは先鋒戦。。。対戦相手のF太君はこの日も、自分の3倍以上はある大きい選手を抑え込んで勝利していたり。。。
と絶好調そうでしたが、丸岡の先鋒M紀もこのF太君との試合が一番体が動いていて良い試合をしていました
前半は完全にM紀が攻め込んで優勢でしたが、やはりポイントが奪えませんでした。終盤、中途半端な技に入ってしまい
そこから崩され押え込み。。。1本負け。。。。
F太君の技もしっかり凌いでいて、動きもよく中盤まで優勢に試合を進めていただけに、とてももったいない試合となりました
M紀の大外刈り、もう少し自信と勇気を持って掛けにいけば・・・掛かりますよねぇ
続いて次鋒戦。。。丸岡スポ少が川口道場さんに勝つには、ここは必ず
取らなければならない試合でした
相手の次鋒Y雅君と丸岡の次鋒Sょうの対戦となりましたが、この二人は何度か対戦もしており、対戦成績もほぼ互角
ここが勝負の分かれ目の一つとなりましたが、相手の内股を前に潰して凌ぎ、そして終盤にドラマが・・・
なんとSょうが、横四方固めで相手を押え込みに入りました
あの川口道場の選手から。。。です
30秒がこんなに長く感じたのは初めてなぐらい
長く感じられましたが、どちらが勝ってもおかしくない同じ実力同士の対決を制し、これで1-1のタイに持ち込みました
そして中堅戦。。。ある意味、この試合が一番厳しい試合で、後ろの副将・大将の力関係を見ると、中堅戦は絶対に1本負けはできない試合となりました。・・・・にもかかわらず、中堅R一の対戦相手は5年生のK田君
この強い選手相手に1本を取られない・・・・かなり厳しい注文のような感じで、苦戦が予想されました。
R一も頑張って前に出ていましたし、相手を大きく倒す場面も作り気合いが入っていました
技術的には置いておいて、気持ちの入った試合でR一にとってもこの日一番の試合だったと思います
しかし、やはり相手は強く終盤に力尽きて押え込まれて1本負け。。。。
どの選手にも言えたことですが、この寝技の攻防で「じっと」して動きが止まってしまうのは悪いところだったように思います。これで再び1-2とリードを許す展開となりました。
いよいよ後のなくなった副将戦。。。副将戦で負けた瞬間、丸岡の敗北が決定します。逆に優弥は、大将戦に望みを繋ぐためにも、有効一つでも何でも良いのでとにかく勝たなければなりません
しかし対戦相手はN桜ちゃん。もともと対戦成績でも分の悪い強敵ですから、有効一つでも・・・・なんて甘いことを言っていたら確実にやられます
とにかく1本取る柔道を期待しました
試合が始まりましたが、僕は怖くて見ていられない感じでした
しかし、序盤で相手の払い腰を後ろに返して有効

を奪いました。ビックリです
きっと会場もビックリだったことでしょう
このまま行ってくれれば・・・・
父のバカな思いに反して
、監督の鬼の一言
「優弥
お前、返しだけか
自分の技で1本取ってこい
」
・・・僕は嬉しくて泣きそうになりました。監督自身も、勝敗に関係なく今まで教えてくださった柔道を指示してくれましたし、監督の教えを貫き7年間柔道をやってきた優弥も、それに応えて良い柔道をしてくれました
1本を取る柔道
優弥は期待に応えて、あの強敵N桜ちゃんから出足払いで1本を取ってきてくれました
僕は正直、試合前から諦めていました
しかし、勝負は最後まで諦めてはいけませんね。今回は優弥に教えられたように思います
これで再び2-2のタイに戻し、点数も20-20の互角
いよいよ勝敗は大将勝負となりました
まさに団体戦一番の醍醐味
シビれる場面で両エースの登場です
僕は丸岡・川口道場・・・というのは関係なく、純粋に面白い団体戦の勝負に見入っていました
今までずっと、多くの少年柔道の試合を見てきて、そして丸岡の思い描いていた柔道のとおり、今までで一番面白い団体戦が実現したように感じていました
大将戦は同じ実力同士の、まさに一進一退の攻防でした。一つ惜しかったのは、Y章が風邪から本調子に戻っていなかったことでしょうか
Y章も、大将の責任を感じ気合いで頑張りましたが、攻め切れず引き分け。。。。2-2の、内容も20-20の同点のまま試合が終わりました
そうです
勝敗は待ったなしの代表戦での決着となりました
当然、代表戦は再び両エース同士の対決・・・・・となるはずでしたが、丸岡のエースY章が大将戦で足を少し痛めたのと、そして体調も万全ではなく辛そうだったのを見て、監督は丸岡の代表に優弥を指名しました
ここもビックリ
僕はますます見ていられないほどの緊張感を味わいました
しかしいざ試合が始まると、僕はこの試合は勝ち負けよりもとても感慨深いものを感じていました。二人の試合を見ていると、N桜ちゃんと副将戦を戦った時とは違い、ドキドキしなかったんですよね
勝敗を超えて、見ているだけで熱いものが込み上げてくる想いでした
だって・・・
6年生にとって最後の遠征となるこの大会で、何の運命か川口道場さんとの対決が実現し、そして7年前の同じ時期に園児で丸岡スポ少に入門してきたRょうと優弥が、団体戦の代表戦という最高の場面で対戦しているのです
もうそれだけで感慨深いものを感じ、何か運命みたいなものを感じずにはいられませんでした
対戦自体も、本当に面白い対戦だったように感じます。内容はほとんど頭に残っていませんが
お互いが「負けられない」状況で、それぞれ1本を取りに行っていたのではないでしょうか
監督の、
「優弥
勝ち負けじゃないぞ。1本取るか・取られるかやぞ
勝負して来い
」
という言葉に、さらに優弥のギアが入れ替わり、必死に攻めているように見えました。相手はやはり強く、最後は押え込まれて力尽きましたが、ここもナイス試合だったと思いました
代表戦を、ショボい試合で台無しにせずに良かったです
結果は2-2の代表戦敗北・・・・という、やはり悔しい結果に終わりましたが、勝敗を超えて素晴らしい団体戦を見れた喜びの方が大きかったですね
こうして丸岡の今年度の遠征は終わりましたが、最後の最後に今年度丸岡チームの集大成とも言うべき団体戦を見ることができ、本当に良い遠征となりました
このような素晴らしい対戦を見せてくれた川口道場と丸岡スポ少の選手達、両チームの先生方、保護者の皆さんに本当に感謝したいと思います
これから先も、こうして丸岡町の2チームがお互いに切磋琢磨し合いながら、お互いに成長していけることを期待していたいと思います


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