さて、日曜日の情けない3兄妹の練習態度を目の当たりにして、父はかなり熱く燃え上がってしまいました
練習の最中に長男を呼びつけ、とりあえずビンタをダブルで
「お前、今の10数本の元立ちの中で、何回背負投げを出した
何練習しにきたんや?やる気ないなら、さっさと畳から出て行け
」
と、まあこんな感じでした
しかし前回書いたように、このような練習になってしまうのは、やる前から分かっていました。別に自分が背負投げを出さなかっただけのことで、わざわざ練習の最中に呼びつけたりしません
なのに僕がなぜ、練習の最中にも拘らず呼びつけて怒ったのか・・・
最近、少しだけですがキャプテンとしての自覚を持てるようになってくれていた優弥になら、分かってくれるかな・・・
と思ったのですが
まだまだ無理だったみたいです
怒った後も、今度は自分の事で精一杯になり、余計に周りが見えなくなってしまったようです・・・
この日の丸岡スポ少は、声が全く出ていませんでした
6年生がいつものように声を出していませんでしたし、周りを見ることも出来ませんでした
そして練習終了後・・・・
僕は3兄妹に、昼間残した弁当を全部食べてから帰るように命じました
本当は練習も遅くなり、皆さんにも待っていてもらわなくてはなりませんし、どうしようか実は迷ったのです。僕が自分の子供だけを、遅くなっても連れて帰れば良い・・・というだけのことなら迷いませんし、もしそうでなくても、みんなに待っててもらうのは悪いので帰ってから晩ご飯として残した弁当を食べさせるようにしても良かったのですが、どうしてもこの日自分たちがしたことをその場で理解して欲しかった。
出されたものはきちんと食べる。食べ物を作ってくれた人に対する感謝の心を忘れない。命ある食べ物に対する感謝を忘れない。田中家の教育方針のためだけに、本当は皆さんをつき合わせたりしてしまうのは、間違いだったのかもしれません。あの場で残って食べさせようとしたのは大人として間違った選択だったのかもしれません。しかし、親として間違いたくなかったのです。練習の最中、その場ではカッとなって言葉足らずな怒り方になってしまいましたし、本当に伝えたかったことが伝わっていなかったので・・・
弁当のことだけではありません。全てのことに対して感謝の心に欠けていた自分たちを、しっかり理解して欲しかった。
色々なチームが集まって練習できるのも当たり前・・・。
遠い石川県まで連れて行ってくれるのも当たり前・・・。
昼ご飯があるのも当たり前・・・。
柔道できるのも当たり前・・・。
その他にも、日常のごく当たり前のことを当たり前に思ってしまうのは、今の時代仕方がないことなのかもしれません・・・。しかし、そこには何人もの人の、決して当たり前ではない「お陰」があることを、心のどこかでは忘れないでいて欲しいのです。
母がどんな思いで朝早くから弁当を作って持たせてくれるのか?先生方がせっかくのお休みに、どんな思いで練習をしてくれるのか?保護者の皆さんが仕事の忙しい中、どんな思いで送迎・応援に来てくれるのか?普段はそんなこと思えなくても仕方がないです。でも、そんな「お陰」は、みんなが一生懸命好きなことに打ち込んでいる姿を見るだけで報われるものです。それが子供達の恩返しです。自分のために一生懸命すれば良いです。でも、一生懸命好きなことが出来る喜びや感謝は忘れてほしくありません。
母が3兄妹に、しっかり馬力を付けて昼からも一生懸命練習ができるように・・・という想いで作った弁当を、たった2~3口で投げ出してしまい、そしてそんな想いを裏切るかのような練習・・・。その意味ももっと分かって欲しかった。
そういうところは、僕からすると、柔道が強い・弱い、勝つ・負ける・・・なんかより、よっぽど大切なことですし、学んで欲しいことの一つです。
日曜日、3兄妹と父の想いのためだけに、遅くまで待たせてしまった先生、保護者の皆さん、子供達、本当にすいませんでした。そして、ありがとうございました。何か上手く文章に出来ず歯がゆいのですが・・・
話しを柔道に戻しますが、優弥には、帰ってからこの日の練習について、こんな質問をしました。
父 「今日、昼の練習前、一番最初に準備体操を始めたのはどこのチームやったかな?」
優 「M○○○」
父 「M○○○の子等、柔道強くなかったか?」
優 「うん。強かった。」
父 「そやろ。じゃあ今日の昼、一番最後に準備体操始めたのは?」
優 「丸岡・・・。」
父 「じゃあ、今日の練習で、一番声が出ていたのはどこのチームやったかな?」
優 「???? う~ん
丸岡以外・・・」
父 「(何や、分かっているやないか)そやろ。他のチーム、みんな強かったやろ?」
優 「うん・・・。」
父 「そういうことなんやぞ。強い・弱いと、準備体操始める早さとか声の大小なんて、関係ないと思うかも知れんけど、事実、結果が証明してるやろ。小さなことやけど、こういう練習に対する意識の違いというのが、結果として柔道の強い・弱いになって必ず表れてくるんや。今の丸岡が、声が出ない・意識が低い・・・。こういうチーム状態にしてるのはキャプテンのお前の責任やぞ。」
感謝の心と柔道に対する意識。この二つのことを伝えたいがために・・・随分皆さんにご迷惑も掛けてしまったし、遠回りして自分も熱くなってしまったし・・・ホントに疲れ果ててしまいました。親というのもなかなか体力のいる仕事です
父の想いの、ほんの半分でも良いので伝わってくれていると、まだ報われるのですが
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