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2008年7月17日 (木)

宮沢賢治

 久しぶりの偉人の名言シリーズ、今回は宮沢賢治です。内容は、名言というよりも作品の紹介となってしまうのですが、僕は宮沢賢治の詩の中で一つ大好きな詩がありますshine 皆さんよくご存知の、

 「雨にも負けず

 というやつです。何はともあれ作品を。

 

 雨にも負けず  風にもまけず  

 雪にも夏の暑さにも負けない 丈夫な身体をもち

 欲はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている

 一日に玄米四合と 味噌と 少しの野菜を食べ

 あらゆることを 自分を勘定に入れず

 よく見聞きし 分かり そして忘れず

 野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて

 東に病気の子供あれば 行って看病してやり

 西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い

 南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い

 北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろと言い

 日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き

 みんなにでくのぼーと呼ばれ

 褒められもせず 苦にもされず

 そういうものに わたしはなりたい

 

 全文を読むと、余計に深みがありますthink 人生の教科書とするには、内容が少しシリアスすぎるので中々真似できることではありませんがsweat02、気持ちの面では大切なことがたくさん詰まっているような気がしています。とても好きな詩です。

 宮沢賢治は、小説でも有名な作品を多く残しています。

 夏休みが終わった村の小さな学校に、転校生として突如現れた風の妖精「高田三郎」と、学校の生徒達との12日間の出来事を書いた作品「風の又三郎」。この小説は、武田鉄矢さんが以前「世界一受けたい授業」という番組の中で紹介され、人の死について説いた小説だと解釈されていました。

 また、父が出稼ぎに出掛け、病弱な母を助けながら生活するいじめられっ子が、夢の中で唯一の友達と一緒に、楽しく不思議な銀河の世界を旅する物語、「銀河鉄道の夜」。

 「セロ弾きのゴーシュ」という作品も、高校の教科書に載っていた記憶があります。

 「注文の多い料理店」も確か教科書に載っていたのでは・・・?

 いずれの作品も専門家が講評するには、

 「宮沢賢治には独特な世界観がある」

 と評していました。(僕にしてみれば、「なんのこっちゃ!?」という感じですがcoldsweats01

 また、宮沢賢治という人物は、生まれは裕福な家柄であったため、作品の内容の多くは自分と比べて貧しい生活を余儀なくされていた農民達への懺悔と自己犠牲の精神だったそうですcoldsweats02 裕福な家柄に溺れず、弱者への献身的精神と強者への嫌悪感を持っており、その結果裕福な生活を好む父との対立が激しかったとのことです。

 

 そんな宮沢賢治も、37歳という若さで急性肺炎で亡くなりました。冒頭に紹介した「雨にも負けず」という詩は、2回目に急性肺炎で倒れた後に、病床から手帳に書き留めた作品だと言われています。病床にいて、おそらく自分の死を悟った賢治が、今度生まれ変わったらこういう人間になりたい、との思いから書いたものなのか、それとも完治の望みを捨ててはいなかったのか・・・。はたまた他の意図があったのか・・・?今となっては亡くなった本人にしか分からないことではありますが、しかし、このような若さで亡くなった天才が、重い病気の床の中で書いた詩だということを考えると、余計に深い詩のように感じられます。

 

 文武両道を目指す丸岡柔道スポ少の子供達、機会があれば一度宮沢賢治の作品を読んでみてはいかがでしょうかbleah

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コメント

祐さんお久しぶりです。
雑念のかたまりみたいなカニーマンにとってはとても刺激になりました。
この詩の中の一つでも自分の中の当たり前として思える様に生きて生きたいと思います。
これからも、色んなことを教えてください。
柔道ばかりしていて無知なもので・・・・coldsweats01

投稿: カニーマン | 2008年7月17日 (木) 11時32分

カニーマン先生、いつもコメントありがとうございます!そしてお久しぶりですhappy01
何をおっしゃいますやら・・・coldsweats01 僕も、ちょっと調べたことを知ったかぶりして載せてるだけですよぉsweat01 最近、柔道ネタがなく申し訳なく思っていますcoldsweats01 僕は先生のように一つの事を真剣に続けていけることはとても凄いことだと思っていますsign01 3兄妹にもそうなっていってほしいと願っていますsign03

僕はカニーマン先生や赤ペン先生の指導者のブログとは違い、保護者の立場として少年柔道を見て、そしてブログに載せていますので、先生方よりは随分気が楽ですhappy01 記事の内容もやはり先生方とは違うと思います。全然柔道に関係ないことでも書いていけますし・・・coldsweats01 でも、丸岡スポ少公式HPの許可を頂いた(?)以上、少しでも丸岡スポ少の活動の手助けになれるよう、そして同じ保護者の方にたくさん関心を持っていただけるよう頑張っていきたいな、と思っています。
こちらこそ、これからも先生方のブログからいろいろ勉強していきたいと思っていますhappy01

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年7月17日 (木) 14時33分

どういうものに私はなりたいのか?この詩bookを読むと何時もブルーになりますthink『俺って小ちぇーなー』って思います。
一つでいいから、この詩の中に当てはまる事を見つけられる自分でありたいですね。
当てはまるのは、【みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず】のところくらいですか・・・

投稿: クリリン会長 | 2008年7月17日 (木) 16時04分

クリリン会長、ありがとうございます!僕は、
「みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず」
というところが一番好きです。そういう者に私もなりたい!です!!

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年7月17日 (木) 20時56分

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