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2008年4月30日 (水)

だから井上康生!

 昨日、丸岡スポ少が石川県で苦戦をしている時、東京の日本武道館では

 

 「全日本柔道選手権大会」

 

 が行われていました。この大会は体重無差別で行われるため、毎年名実ともに「日本一強い柔道家」を決める大会として有名ですhappy01 しかも、オリンピックイヤーとなる今年は、北京五輪男子柔道100kg超級の日本代表選手選考会も兼ねた大会となっており、僕もとても注目していた大会でしたnotes

 かつてのこの大会で記憶に残っているのは、1990年大会。憧れの古賀先生が、中量級(71kg級だったと・・・)の選手にもかかわらず体重無差別のこの大会に出場し、決勝戦まで進出する快挙を成し遂げたあの大会ですflair 決勝戦では当時国内最強だった小川直也選手と対戦し惜敗しましたが、内容が素晴らしく完全に古賀先生の柔道にはまってしまったのがこの大会でしたshineshine

 

 今年のこの大会の見所は、なんといっても井上康生sign03

 井上選手・棟田選手・石井選手の100kg超級日本代表選考争いも興味のある内容ではありましたが、やはり日本柔道界で一時代を築いた井上康生の、柔道人生を賭けた戦いが一番の見所だと思っていましたeye

 

 大会結果から言いますと、戦前の予想通り(勝手な僕の予想sweat01)決勝戦は、すでに100kg級で代表に決まっている鈴木桂治選手と21歳の新鋭石井彗選手の戦いとなりました。

 僕が以前から見ていた石井選手の印象は、大内刈りのキレが素晴らしく本当に強い選手が登場したな、という印象でした。この日の鈴木選手との決勝戦も、序盤いきなりの大内刈りで有効を奪い、更に抑え込みで技ありを取る展開で、あの強敵の鈴木選手を圧倒していましたup しかしその後ががっかりな内容でしたねsweat02 先に技ありと有効を奪っていた石井選手でしたが、残り時間3分間は全部守りの時間でしたsweat02 消極的という反則も警告までもらってしまい、???という決勝戦となってしまいました。

 どうしても優勝が欲しかったであろう石井選手の、勝ち負けにこだわった柔道は、賛否両論あると思います。(僕個人の想いとしては「否」になってしまいますが・・・sweat02) 気持ちは分かる気がします。大事なオリンピック代表選考を兼ねた日本一を決める大会での決勝戦。勝負にこだわるのは当然だと思います。

 しかし、あれだけの技のキレと強さを持った選手が、どうして最後まで1本を取りにいけなかったのか・・・・。そこが残念で仕方がありませんでした。

 結果を出したものの、イマイチすっきりしない内容に、どうしても少年柔道の姿がだぶって見えてしまいますcoldsweats01

 しかし優勝した石井選手には、北京五輪という大会で、柔道でもっとも重要な100kg超級の日本代表選手として頑張ってもらわなくてはいけませんsign03 大会後のコメントでは、内容に反省の言葉も出ていましたので、その言葉に期待して北京五輪での活躍を見ていきたいと思います。

 

 逆に、今大会でもっとも素晴らしい柔道を見せてくれたのが、やはり井上康生選手でしたshineshine もちろん、ファンの僕が見た目ですから、ひいき目で見てしまった結果だとは思うのですがcoldsweats01、負けた準々決勝の試合は、

 

 「だから井上康生なんだよなshinesign03

 

 と、思わず納得してしまう柔道を見せてくれました。本当に、現役最後の試合で井上選手らしい素晴らしい心を見せてもらいましたhappy02

 

 お互いノーポイントのまま迎えた試合時間残り10秒!!井上選手は、自分の最も得意な内股で1本を取りに行きました。結果はすかされ技ありを取られましたが、とても素晴らしい柔道だったと思いますsun

 

 大人の大会では、子供に見せたい試合というのは少ないように思いますが、この試合で見せた井上選手の姿勢は、まさに子供達に伝えたい柔道そのもののような気がしましたsign03 僕が3兄妹に求めている柔道を、日本のトップの選手が実践して見せてくれたことに安心しましたhappy01

 

 試合後の会見でも井上選手は、

 

 「最後は自信のある技でいった。一本を取る柔道。この気持ちで戦った。悔いはない。」

 

 とコメントしており、ここでもやはり、

 「だから井上康生なんだよな!」

 と感動をもらいました。引退という事で、これからは指導者の道を考えているとのことですが、井上選手のような素晴らしい柔道に対する考えを持った選手が指導する子は、きっと強い選手に育つのだろうと思いますsign03

 

 今大会は、まさに国際スポーツとしての「JUDO」と日本が誇る「柔道」の両方が見れた、石井選手の試合と井上選手の試合のように思いました。賛否の分かれる中、3兄妹にこの大会のビデオを見せようかどうしようか・・・・sweat01 未だに迷っている今日この頃でしたcoldsweats01

 

  

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コメント

 最近、往年の【けれんみ】の無い康生選手の柔道が見れなくて淋しかったですが、最後の最後に自分の内股に賭けた姿勢はcrying胸を打ちました。
 シドニーの無敵の康生選手も格好良かったですが、最後も素晴らしかったです。体重別の時は、号泣cryingのインタビューでしたが、今回は爽やかな晴れやかなhappy02顔をしてました。(胸のうちはbearing違うかもしれませんが・・・)
 久々に面白いhappy02全日本でしたね。(いろんな意味で)

投稿: クリリン会長 | 2008年4月30日 (水) 23時00分

ぷんぷん(▼▼#)   
いけね!また仕事中だった。ごめんなさい。
PS 井上選手最高!!

投稿: HA◯E監督 | 2008年5月 1日 (木) 16時10分

子供達には井上選手や石井選手の試合をそのまま見てもらったほうが良いと思います。そのうえで、いろいろと感じ、考えさせてあげたら良いかと?

投稿: HA◯E監督 | 2008年5月 1日 (木) 17時27分

早く仕事終わらないかなぁ。

投稿: HA◯E監督 | 2008年5月 1日 (木) 17時28分

両監督、楽しいコメントありがとうございます!
過去を振り返り僕の世代では、古賀先生や吉田秀彦選手、小川直也選手、篠原信一先生、そして井上康生選手と、世界の強敵相手に華麗な1本を取って見せてくれた大選手がいましたshine 僕はそんな華麗な1本を見るのが大好きでした。(みんなそうでしょうが・・・sweat02)もちろんそれがどんなに難しいことなのか、想像も出来ないくらいでしょう。でも、それでもそんな柔道を目指して血の滲む努力をしてこられ、周りの期待に応えてきてくれましたshine そんな大選手だからこそ、見ているだけで感動をもらえるのでしょうね。
そんな柔道の魅力というか醍醐味というか・・・これがなくなってしまったら柔道はどうなってしまうのでしょう。
柔道を志す子供達には、幸運にも自分自身が畳の上に上がって、そんな柔道の醍醐味を体感できるチャンスがあります。自分自身がしびれる様な、豪快で華麗な1本を決めるチャンスがあります。しかもそのチャンスは、柔道を続ける限り続くのですからうらやましい限りです。そのチャンスに挑戦するか、諦めるかは本人次第。
3兄妹にはこれからも、自分も周りも納得の、そんな華麗な1本を目標にして欲しい。理想論でしょうかsweat01? 

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年5月 1日 (木) 23時11分

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