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2008年3月 8日 (土)

思い出の名勝負⑤

 思い出の名勝負シリーズの最終回。5回目です。こうして少年柔道を思い出すと、実に様々な名勝負が蘇ってくるものです!まだ少年柔道中毒歴の浅い僕ですらこれですから、長年少年柔道を教えて来られている先生方は、きっとまだまだたくさんの名勝負が思い出されるのでしょうね!

④ 平成19年5月 県学年別柔道大会 

      Y章 対 Y竹君 、 H乃 対 T居さん

 この試合を思い出す時、不思議と胸に熱いものが込み上げてきますcryingなぜかと言いますと、この大会には丸岡の5年生では5名の選手が出場しましたが、5人それぞれが思い出に残る試合を見せてくれたからです。もちろん、良い意味で名勝負を見せてくれた子もいますし、優弥のように苦い思い出を残してくれた試合もありましたthunderそんな意味で、大会自体が思い出に残る大会となったのです。

 そんな中、良い意味での名勝負を見せてくれたのがこの2試合でした!先ずは、Y章の試合から。。。結果から言いますと、両者ポイントなしの旗判定でY竹君に軍配が上がりました。しかし、内容は全く負けている試合ではありませんでした。

 本来、引き分けの試合に名勝負など有り得ないものです。この試合も両者技が出ない展開のまま時間だけが過ぎていった感じがしましたが、見ていて良かったと印象に残っているのは、Y章が、しっかり持たせてくれない展開の中、まっすぐ前を向いて自分から襟と袖を必死に取ろうとしていた姿です。相手は、大きい体ながら小技も多用してくるため、無防備に前に出るとその小技の餌食になってしまいます。実際の判定では、こういった技の数で判定負けになってしまったのだろうと感じています。

 しかも相手は5年生の中でも1,2を争う実力者!このY竹君を相手に、二つ持って勝負するという、丸岡柔道を最後まで見せてくれたのがとても印象的でした。もちろん、何度挑戦しても組み手が取れず、きっと歯痒い思いをしていたのだと思います。でも、どんなに相手の組み手が上手くても、危ないシーンはほとんどなかったですし、きっと自信に繋がる試合にもなったのではないかと感じています。

 この後、二人の直接対決はまだ見ていませんが、次の対戦ではどのような結果になるのかとても興味深い感じがします。再戦が楽しみに思える、数少ないカードの一つではないでしょうかsign02

 今大会、もう一つの名勝負はH乃の試合です!H乃は5年女子超級に出場しました。彼女のお兄さんは、前回の思い出の名勝負④でも少し登場したK毅。気持ちが強く、柔道も強い兄の妹ですから、H乃も柔道が弱いわけがありません!ただ、彼女はとても優しい子でした。優しすぎると言った方が良いですね。その優しさが、時に柔道の成績に響いていた事も否めません。

 彼女の試合を見ていると、毎回思うことがあります。彼女の試合は、自分のためよりも周りの期待や声援に応えるために頑張っているように見えるのです。ですから、彼女が必死になる姿を見れば見るほど、本当に素晴らしい選手だと思えてくるのです。

 もちろんこれらは、僕の勝手な感想ですから・・・。

 しかしこの試合は、H乃が公式戦でようやく掴んだ入賞のシーンを見せてくれることになりました! そして、彼女の5年生最後の試合ということにもなりました。

Dsc00907 この試合は3位決定戦。得意の大外刈りで攻めるH乃。かわされても捌かれても、攻撃の手を休めませんでした。まさしく会心の試合運びで相手を圧倒しての勝利!!見事県大会という舞台で3位入賞を果しました。先生方もきっと嬉しかった試合なのではないかと思っています!

 以前、送迎の車の中でH乃とゆっくり話しをしながら丸岡武道館まで帰ったことがありました。話しを聞いて、先ず思ったのは、とても兄思いの妹だということです!当時、怪我で悩んでいた兄のことを真剣に心配してる様子が印象的でした。そしてもう一つ、今自分がピアノを一生懸命練習していることを聞かせてくれました。発表会が近いという事や、練習が上手くいかず不安だということも教えてくれました。そして最後に、柔道にも行きたい気持ちは持っているということも聞かせてくれました!

 今後どうなるかは分かりませんが、どんな形であれ、きっとまた元気な姿を見せてくれることを楽しみに待っていたいと思いました。

  

⑤ 平成19年12月 高浜柔道大会個人戦  S大 対 M君

 記念すべき思い出の名勝負のトリを飾るのは、もちろん我が丸岡スポ少のキャプテンS大のこの試合です!!僕がS大の試合を見た中で一番の好試合でした。

 この二人は、午前中の団体戦の大将戦でも顔を合わせており、その時はS大の中途半端になってしまった技を返して、M君が1本勝ちしていました。ですから、午後の個人戦でいきなりのリベンジのチャンスが巡ってきたこの試合は、団体戦のときとは違った内容が求められた試合でした。

 試合前、先生から一つのアドバイスを受けて試合に臨んだS大。午前中の団体戦とは別人のような試合内容で、終始相手を気迫で押し込む内容となりました!得意の大外刈りを思い切ってかけるS大と、それを返しにいくM君。その大外刈りも、団体戦で返された大外刈りとは全く違っていました。当然、徐々に攻め込むS大が相手を押し込んでいき、相手のM君に今にも指導が来そうな内容で1分が経過しました。

 もうすぐ! あと少し! もう少し!!

 あと一歩! もう半歩!!

1223  決まりそうで決まらない大外刈り。精一杯攻め込むのですが、あと半歩、届きませんでした。その大外刈りを、最後は返されての逆転負け。相手もS大の大外刈りをかわしていく中で、だんだん技に慣れてきたのかもしれません。本当に惜しい試合となりました。でも、午前中の試合とはまるで違った、まさに名勝負!シリーズ最後を飾るに相応しい、S大最高の試合になりました!!

 試合後に、とても記憶に残る印象的な場面がありました。いつものように試合が終わると、S大はM先生のところに来ました。M先生はこの試合を、本当に誉めていました。

 「負けたけど良い試合だった。あと少しやった。良く頑張ったな!」

 S大の目から涙が流れていましたcrying僕はそれを見て最初、S大は悔しくて泣いていたのだろうと思っていました。あれだけ攻めながら負けてしまった、惜しい試合を落としてしまったのがとても悔しかったんだろうと・・・。あるいは、先生の期待に応えられなかった悔しさなのか?とにかく、悔し涙を見せるほど、逞しくなったのかと嬉しく思っていました。

 でも、次の瞬間、「はっ!」と気づきました。もしかしたらS大は、嬉しくて泣いていたんじゃないのかな・・・・と。S大はキャプテンになってからの1年間、いつでも団員全員分を背負って先生方に怒られてきました。辛い時や苦しい時もたくさんあっただろうと思います。でも文句も言わず一人で受け止めてきました。

 そしてこの日、初めてといってもいいぐらいの感じでM先生に試合を誉めてもらいました。今まで怒られ続けてきた辛さや苦しさが一気に報われた気持ちになって、本当に嬉しかったんじゃないのか?と思ったのです。先生に誉められた事が、本当に嬉しかったんだろうと。もちろんこれは、僕の想像でしかありませんし、S大の気持ちはS大にしか解からないのですが。でも、そう考えたらこちらまで泣けてきました。

 S大には、この試合をずっと忘れないでいて欲しいと思います。そして、中学生になっても、兄にも負けない素晴らしい柔道選手に成長して欲しいと心から願っています!何といっても、僕が保護者会の会長をした時の、記念すべきキャプテンですから!!

 また、キャプテンを引き継ぐ優弥にも、このS大の姿を忘れないで欲しいと思いました。S大は、本当に素晴らしいキャプテンだったと思っています。先輩に負けないよう、しっかりキャプテンを引き継いで行って欲しいと感じるシーンでした!!

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コメント

 高浜でのS大の個人戦はホントに素晴らしかったですね。団体戦であんなにもwobbly不甲斐無く敗れた相手に、きっちりと気持ちを入れ替えて最後まで攻めまくった、見てる方までimpact熱くなる試合でした。あんな風に気合の入ったS大をこれから何回も見たいですねeye
 Y章はこれから丸岡柔道スポーツ少年団のleoエースとして、今まで以上の重圧と戦っていかなければなりません。決して同学年の上位選手と比べても遜色の無いY章です。自覚と自信を持って前進して欲しいです。
 H乃は何をするにしても自信と意欲を持って欲しいですね。県で3位に入る実力を自信に変えてupポジティブに頑張ろう。待ってます。
 来年度も名勝負に取り上げられる活躍を期待しています。happy02

投稿: クリリン会長 | 2008年3月 8日 (土) 16時45分

クリリン会長、コメントありがとうございます。まさに名勝負と呼ぶに相応しいS大の柔道でしたね!S大にとって兄の存在はきっと大きいのだろうと思いますが、持っているモノというのはS大も決してヒケを取るものではないですよね。自信を持ってほしいものです。
また、Y章のあの試合は、5年生のトップとの距離が一気に縮んだ試合となったように思うのです。この試合の後からY章は、会長のおっしゃるとおり、まさに同年代のトップと何ら遜色のない柔道を見せてくれるようになったと感じていました。6年生となる今年の活躍が、今から楽しみです!!
H乃、今年は顔を出してくれますかねぇ?彼女の明るさと優しさは、丸岡スポ少にも絶対必要だと思うのですが!また、あの笑顔を早く見たいですね!!

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年3月 8日 (土) 17時09分

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