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2008年3月13日 (木)

少年柔道はスゴイ!?

 僕は、自分自身に小学生の柔道(少年柔道)の経験がなく、中学生からの柔道しか知らないため、我が子の柔道を見る時も自分の知っている中学柔道から、少し目線(レベル)を下げて考えるようにしています。しかし、そうして僕の基準で子供の柔道を見てみると、今の少年柔道というものが凄くレベルの高いもののように思えてしまうのです!

 実際、県大会等で見る福井県の子供達は、僕が中学生の時に練習していたようなことを平気で出来るようになっていたり、また、小学生では到底出来ないだろうと思える技まで普通に挑戦し決めることが出来ていますよね。(うちの3兄妹には絶対真似できませんが!)

 中でも驚いてしまうのは、繰り出す技の豊富さですdash 

 県大会ぐらいの大会になると、県内のあらゆる柔道チームが顔を揃え、それぞれ特徴のある柔道を見せてくれています。そこには、小学生離れした高等技術や技がどんどん見られていますsign03 

 代表的なのが、

 「小内巻込(僕は「足取小内」と呼んでいた)」

 「袖釣込腰」  「すくい投げ」  「墨返し(巴投げ?)」

 もっとも驚いたのは、

 「朽木倒し」に「払い巻込」でした。

 これらの技を、小学生が使っているのを目にした時の驚きは、何ともいえない感覚でした!!僕の知っている柔道をはるかに超えているぞ、という驚きと、???という違和感と、凄い技術だなという感心した気持ちと。実に複雑な思いがします。

 僕は先生方と柔道のお話しをよくさせてもらいますが、お話ししていても、小学生の少年柔道をあまり知らないので、少年柔道の在るべき姿や理想、川口道場さんのような「志」というものも、あまり考えたこともありませんでした。

 ですから、これらの大技や技術の必要な技、体力的・肉体的に難しい技を小学生が掛けているのを見ると、

 「少年柔道というものは、ここまでレベルが高いものなのか!!」

 と、感心させられる事ばかりです!!しかしその反面、

 「体力的・肉体的に未成熟な子供が、このような技を練習していたり、本番で使ってみたりしていて本当に大丈夫なのだろうか?」

 という不安も常に持っていました。掛けられる人間も掛ける人間も小学生です。まだ成長期すら迎えていない体幹の弱い小学生です。だから心配になる場面が多く見られます。掛けられる子はもちろんの事、掛ける子も危ない技の種類や技の入り方はあまり感心しませんよね。

 先ほども言いましたが、僕には小学生の頃の理想とする柔道については、さっぱり分かりません。強いて言えば、自分の「好きな柔道」「嫌いな柔道」というのはありますが。ですから、我が3兄妹には、自分が見ていて「好きな柔道」を求めます。嫌いな柔道は、勝つためとはいえしてほしくないと思っています。

 話しを戻せば、優弥が使っている「背負い投げ」も、使い方を間違えれば、相手にも危険な技になるし、自分自身も故障に泣かなくてはならなくなる技です。ですからリスクの多さや技自体の性質を考えれば、「組み手」から「崩し」、「作り」、最後の「決め」に至るまで、しっかりした考えの下の練習が必要になります。

 「何が危険なのか?」 「なぜ危険なのか?」

 を知ることは、本当に重要なことだと思います。

 「袖釣込腰」のような変則系の技や「捨て身技」、自分の体を利用した「巻き込み技」というのは、決まりやすい反面、相手を制御しコントロールしにくいという欠点があるため、受身をする方も難しいし、投げる方にも高度な技術が必要になると思うのです。基本を習得した上で、さらにしっかりとした練習、そしてそれを支えるしっかりとした体が出来ていないと難しくて危険な技だと思うのです。

 少年時代の柔道は、親はもちろんですが、特に指導員の先生方は「子供達に勝たせてあげたい」という気持ちを必ず持っているはずですし、反面、そうした子供の体や将来を託されている重要な役割も担っていらっしゃいます。いつもギリギリのところで非常に悩んでいることと思います。

 僕が、我が子供達を「丸岡柔道スポーツ少年団」に預けて、柔道を教えていただいている一番の理由がここにあります。

 それは、「僕自身が見ていて好きな柔道」を教えて 下さっているからです。子供の体や将来のことを一番に考えて下さり、まっすぐな信念を持って教えて下さっている先生方ですので、安心して預けることができるのだと思います。

 これからも3兄妹には、僕の好きなまっすぐな柔道を見せていってほしいと願っています。そして、その柔道を信じる気持ちや勝利する喜び、感謝の心を育てていってほしいと思っています。

 

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コメント

裕さんありがとうございます。以前お話した中学時代の恩師のK兼先生は巻き込み技や、足取りの技は一切教えませんでした。そして、僕の憧れだった山下泰裕先生や、井上康生選手も巻き込みや足取りの技ではなく、しっかりと組んでの綺麗な大外刈りや内股で一本をとる柔道をみせてくれました。もちろん、そんなのはきれい事だと言われるかもしれません。しかし、柔道の本当の面白さや楽しさは、綺麗な技で一本を目指さなければ絶対にわからないと僕は信じています。また、少年柔道でその基礎をしっかりと身に付ける事が将来の成長につながる事だと思っています。
余談ですがここだけの話、K兼先生の得意技は払巻き込みでした。(^_^;)

投稿: HA◯E監督 | 2008年3月13日 (木) 23時25分

HA○E監督、コメントありがとうございます。僕は、足取りや巻込技、捨身技がどうして子供達の成長に悪いのかを、先生方ほど理解できていないと思います。ですから、小学生の体自体に悪い影響を与える危険な技でないのなら「勝てるんなら使っても良いのでは?」と思ったこともありました。実際、そのような技も含め、組手やルールの抜け道を使った高等技術を習得し、勝つ柔道をする子が増えていますよね。それはそれで良いと思います。子供は全然悪くないですし。(でももし3兄妹がこんなことをしていたら、きっと柔道を辞めさしているでしょう(笑))
実は昨年春から夏にかけて、優弥が絶不調でどうにもならなかった頃、「足取小内を使ってみては??」と考えたこともありました。竹野道場さんとの合同練習、三六会館での豊さんとの合同練習など、滅多に泣かない優弥が、思い通りに行かない歯痒いさから、ボロボロ泣きながら練習している姿を見て、「勝てる柔道」を教えてやりたいな・・・と思ったものです。でも、監督や会長、N保先生らとのお話の中で、もう少し優弥の復活を信じて待つことに決めました。
今、こうして優弥がようやく復活し、また、キャプテンとして少しずつ成長を見せ、試合では強引ながらも背負いや大内で勝負に行く姿を見ると、本当に安心しました。背負いはもちろん、大内刈りですら出せなかったあの頃に比べれば、かなりの復活ですよね。
あの時、足取小内を我慢して本当に良かったと思います。でなければ、それにばかり頼り今の復活はなかったでしょうね。更に「どつぼ」にはまっていたと思います。
長くなりすいません。監督、これからもよろしくお願いします。

P、S 払巻き込みは、体の大きな選手が出す豪快な技ですので、僕みたいな小さいやつからすると、とても羨ましい技ですsmile

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年3月14日 (金) 09時17分

福井県で優弥君が優勝出来る様に陰ながら応援しています。

投稿: | 2008年4月 7日 (月) 22時28分

このコメントを頂けました方、優弥への励ましのお言葉、本当にありがとうございます!ただ、お名前がないのがとても残念ですねsweat01
優弥が県で優勝・・・sweat01 こうして実際に応援して下さる文面を見るまで、僕自身想像も出来ない事でしたcoldsweats01本当にありがたいです。
優弥には、こうしてたくさんの方が応援して下さっていることを忘れないでいてほしいと思います。自分自身のためもありますが、こうして応援してくださる方のためにも、そして協力してくれる全ての人のためにも、中途半端だけは絶対にしないでほしいと願っています。

また、コメントどんどんお待ちしています!!

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年4月 8日 (火) 12時21分

巻き込み技は相手に怪我をさせる恐れが有ります。尚、本人自身技に対して大成しないと思います。相手がいてはじめて柔道が出来る競技だから常に相手に対しては敬意を心に置き練習に励んで欲しいと思います。監督の言われるように一本を取る柔道が本来の姿だと思います。しかし捨て身技に付いては学ぶ所もあると思いますが?優弥君は軽量級の選手だから少しは技の入り方など学んだ方がいいと思います。もっと視野が広がると思います。これからも強い精神力を養って練習頑張ってください。

投稿: | 2008年4月 8日 (火) 13時07分

貴重なアドバイス、ありがとうございます!相手に対する敬意・精神力、とても大切なことだと私も思います。優弥には、このコメントを必ず読ませて考えさせるようにします。
捨て身技を含めて新しい技への取り組みは、優弥自身の気持ちと先生方に全て任せようと思っています。このコメントなどを参考に、優弥にはそろそろ自分で考えて柔道をするようになってほしいです。
ただ、最近の練習を見ていると小外刈りや小内刈りといった足技を積極的に練習して、実践でも少しずつ結果が出てきているようです。
あとは前後の連絡技と入るタイミングが課題のようで、いつも先生に怒られています(笑)見ていて可笑しいのと腹が立つのと・・・。複雑な感じです。

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年4月 8日 (火) 14時00分

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