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2008年2月 1日 (金)

組んで投げる!

 今日の練習は、僕自身かなり久しぶりの見学となりました。久しぶり・・・といっても先週の水曜日に見ていますので、2~3回の練習と豊大会が見れなかっただけなのですが、それでもとても久しぶりのように感じてしまいました。

 しかし、久しぶりに見た今日の練習は、最初はお通夜かと思うぐらい静かなスタートでした(怒)掛け声を出す5年生の声も小さかったのですが、それにつられて団員も声が全然出せていませんでした!思わず、

「おいおい・・・これで日曜日の試合、本当に大丈夫なのかよ。。。。」と心配になってくるほどでした。

 また、今までさんざん鬼ごっこをやっておいて、準備体操が始まってからトイレに行く子供達がたくさん。また、練習が始まってから服装を直す子もたくさん。と、なかなか酷い練習のスタートだったように思いました。

 寝技、打ち込み、投げ込み・・・と練習は進んでいきますが、やはり、あまり元気のない様子が目立ちました。風邪やインフルエンザも流行っていますし、今日は体調のよくない子も多かったのかもしれません。優弥も、周りに目を向けられておらず、上級生としては失格の内容でした。自ら手本となることはもちろんのことですが、しっかり周りを見て指示したり、注意をしたりという事も大切なことです。

 最後の乱取りまでもが、声の少ない、あまり元気のない乱取りになっているように思われ、団自体がインフルエンザに罹った状態のようでした。しかし、これにはタミフルのような特効薬はありません。やはり、一人ひとりがしっかりとした意識(目的・目標など)を持った練習を心掛けていくしかないように思います。我が子にも、もう一度その辺をしっかり理解してほしいと感じました。

 しかしそんな中でも、良い点というのもしっかり見えてきましたし、もともと持っている素晴らしい点というのは、しっかり見せてくれました。それはどういう点かというと、

 改めて団員一人ひとりの柔道(特に乱取り)の様子を見ていると、丸岡の団員はみんな、乱取り稽古や試合では、

 「しっかり組んで勝負する。組んで、投げる。」

 ということが出来ていますよね。やはり柔道の基本はここにあると思います。それは確かに、体の小さい子が大きい子相手に真正面からしっかり組んで勝負すれば、思いっきり投げられるのはある程度仕方のないことです。でも、逆の言い方をすれば、しっかり投げられるということは、しっかり組んで勝負しているということになります!今はこれで負ける試合が多くなるかもしれませんが、これは、この先の子供達の長い柔道人生を考えれば、決してマイナスではありません。

 逆に、大きい選手が小さい選手と試合をするときも、同じことが言えます。しっかり組んでしっかり投げることができなければ、小さい選手特有のスピードとテクニックで試合を上手く運ばれてしまいます。結果、判定で負ける・・・なんていう試合を今までも何度も見てきました。

 確かに、組んだ後の気持ちの強さや弱さは子供達それぞれで違いますし、技に入る勇気や1歩の踏み込みは大きな課題になります。しかし、これは直すことが出来ますし、本人の意識一つでコロッと変わるものだと思っています。

 でも、最初から小手先の技術に頼りきった柔道では、この先も小手先だけしか頼るものがなくなり、結果、柔道が行き詰ってしまいます。「しっかり組んで、しっかり投げる」という練習をしていなければ、これを直すのは至難の業になってきますよね。

 うちの優弥も、昨年夏から秋にかけて、

 「おいおい、本当に大丈夫なのかよ!これは酷い状態だな・・・」

 と心から心配してしまうほどのスランプ状態でした。(弱いくせにスランプなんて100年早いのですが)本当に酷かったです。でも、そんなどん底の優弥を救ってくれたのは、丸岡の先生方の指導や助言でしたし、優弥を知っている他道場の先生も、合同練習の際にいろいろ教えて頂いたりもしました。そして、最終的に復活のきっかけをくれたのが、「背負投げ」という技でした。もちろん、先生方に教えていただいた「しっかり投げる」技です。幼稚園の頃からずっと練習してきた技です。これだけを見ても、小手先だけに頼らない柔道が、行き詰ったときに結局自分を助けてくれる、ということが分かりました!

「負けたくない。投げられたくない。」

 という気持ちは、誰しも持っていると思います。その結果、守りの柔道になってしまったり、投げられないための柔道になってしまいがちです。我が子もその気持ちが強いときは、良い柔道が出来ていないときです。でも、逆の発想ができる精神力を身に付けて欲しいのです!百本投げられても良いから、気持ちの良い納得の1本を取ってきてほしいのです。負けたくなければ先に1本取ってくるという心で、立ち向かっていってほしいと願っています

 丸岡の団員は、良くも悪くも「柔道」をまだよく知りません。少年柔道で、しっかりとした「心・技・体」を育てていけば、柔道を知ったときには計り知れないほど強くなりそうに感じます。

 今日、Mなぶ先生やKつお先生、用事で来られた金井学園のM先生ともお話をさせていただきましたが、目先の勝ち負けのみではなく、こうした子供達の「伸びしろ」を作る指導をされている先生方には、本当に頭の下がる思いです。いつも一緒に練習などをさせていただいている川口道場の先生方がおっしゃる、「同じ志」というのも、こういうことなのではないでしょうか?

 柔道では、こんな言葉があります。

    「柔能く剛を制す。剛能く柔を断つ。」

 体の大きな子も、体の小さな子も、持ち味は一人ひとりそれぞれですが、しっかり組んでしっかり投げる!この気持ちだけは忘れずにいてほしいものです!!

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