« 本多作左衛門 | トップページ | 非番の過ごし方・・・。 »

2008年2月17日 (日)

ガンバレ!康生!!

 今月10日に行われたフランス国際柔道大会。一番の注目はやはり100Kg超級の井上康生選手だったのではないでしょうか。まさに北京オリンピック日本代表争いの天王山!!井上選手にしてみれば、負けられない大会でした。

 しかし結果は5位・・・・。準決勝戦で世界王者のリネール選手(フランス)に敗れ、3位決定戦でも気持ちを切り替えることが出来ないまま敗戦。北京オリンピック代表が大きく遠退きました。

 準決勝戦で敗れたのは仕方がない事とはいえ、その敗戦を引きずったまま3位決定戦でも敗れてしまったのは予想外でした。井上選手ほど国際大会での経験が豊富で、しかも最高の実績を持つ選手ですら気持ちの切替が上手くできなかったということは、それほどこの大会に北京オリンピックへの出場を賭けていたのでしょう。試合後の涙や悲壮な表情がとても痛々しかったです。きっと、故障だらけの体を酷使して、ものすごい練習を積んで臨んだ大会だったのでしょう。

 しかし敗戦後、井上選手の父は、

 「康生は、負けたくない気持ちが前に出すぎていて、本来の持ち味である積極的な攻めの柔道が全く出来ていなかった。北京オリンピックを意識しすぎていたのでしょう。康生の復活の為、もう一度精神力を鍛え直します!」

 とおっしゃっていました。今大会はテレビ中継も無かったので、試合内容を見ることは出来ませんでしたが、もしかすると守りに入った柔道だったのかもしれませんね。しかし、この井上選手の父の言葉、どこかでいつも耳にしている言葉ですよね(笑)やはり、どれだけ強くなってどれだけ大きな大会に出ても、『攻めの柔道』というものが本当に大切なんだということでしょうね!!少年柔道の基本が、オリンピック代表を争う試合でも重要なことなのですね!!

 ここ最近の井上選手は、ピークの頃の圧倒的な強さが見られませんでした。もちろん、世界中の選手の目標になり、研究もされているのは間違いありませんが、それを含めても、やはり力が落ちてきていることは否めません。しかも国内のこの階級は、鈴木桂治選手はもちろんのこと、棟田選手も技の切れる強い選手ですし、更に石井選手という若手もどんどん伸びてきています!!まさに群雄割拠の階級。鈴木選手曰く、

 「オリンピックで優勝するよりも日本代表になる方が難しい。」

 と言われるほどの激戦区です!今後、4月の全日本選手権まで日本代表は決まりませんが、実質井上選手は、北京オリンピックの代表を逃したと言っても良いかもしれませんね。でも、井上選手は帰国後、

 『最後まで目標を諦めないのが自分の柔道精神。可能性がある限り最後まで戦う。』

 と、力強く答えていたようです。この辺は、さすが!!と思える精神力です。

 

 ・・・・私が井上選手の試合を生で見たのは、今から約5年前。大阪の世界柔道の大会でした。この頃の井上選手はまさに無敵!!今大会もオール1本勝ちでの優勝でした!分かっていても喰らってしまう「内股」!!彼の内股は、本当に綺麗で華麗でした。当時1年生だった優弥にも分かるぐらい、素晴らしい技のキレでした。衝撃的な試合を生で見れて本当に感動したのを、今でも覚えています。ですから、私は今でも井上選手のファンですし、柔道のスタイルも大好きです!!彼ならばこの逆境にも負けず、きっと復活してくれるような気がしています。どうやら彼は、結果がどうであれ今年一杯での現役引退を決めているようですので、悔いの残らない精一杯の柔道を、残りの試合で見せていって欲しいと心から願っています。彼もまた、日本柔道界の歴史に残る名選手には違いありません!!

         ガンバレ!康生!!

|
|

« 本多作左衛門 | トップページ | 非番の過ごし方・・・。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

僕も井上選手の柔道が大好きです。結果はどうであれ、勝ち負けを越えて子供達に夢を与える試合を見せてくれることを期待しています。ガンバレ井上選手!!

投稿: HA◯E監督 | 2008年2月17日 (日) 14時58分

 HA○E監督、コメントありがとうございます。監督のおっしゃるとおりだと思います。井上選手は、本当に素晴らしい選手ですよね。過去、多くの大会で夢や感動を与えてくれる試合を見せてくれました!残りの試合も、井上選手らしい内股で勝負する柔道を見せてほしいです。
 私が試合を生で見た選手では、古賀に吉田、篠原など、みんな国際大会でもきっちり1本勝ちを見せてくれました。やはり、今の国際JUDOに勝つには、日本柔道しかないのでは・・・?と感じています。(何も知らない者が生意気ですが)
 今の日本柔道は、勝利を義務付けられたプロ野球の巨人軍に似ていますよね。でも、巨人ファンの私からすれば、見たいのはそんな巨人じゃない!!ましてや柔道はプロスポーツではなく国技と言われる武道です!
 今一度、日本柔道の真髄を世界に見せ付けて欲しいものです!そのためにはやはり柔道底辺の町柔道や少年柔道の役割は大きいのではないでしょうか。

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年2月18日 (月) 10時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/509209/10564568

この記事へのトラックバック一覧です: ガンバレ!康生!!:

« 本多作左衛門 | トップページ | 非番の過ごし方・・・。 »